八月の末 今日の最高気温は三十六度に 朝からむあっ、とアスファルトを 雲の形でこもっているのが見えるようだ 子どもの頃は三十度をこえると 話のネタになるくらいだったのに 最近では四十度をこえることもある どこまで進むのだろうか 地球の気まぐれなのか 太陽の気まぐれなのか 僕たちの排出したガスなのか ポイ捨て文化の跳ね返り熱なのか そろそろクリーン促進の文化が発展して どれだけ地球をキレイにするか 競い合う時代になって欲しいものだ 蒸し返すアスファルトに ビニールが這うタバコが引っ付く 僕らが燃やすものはモノばかりでなく クリーンなこころを燃やすことだ
「詩の仲間たち」というツイッターを立ち上げているのですが、 昨日、「秋の栞」をテーマに詩のアップを呼びかけたところ、 おっとと、嬉しいことに参加された詩人が多数。 そして、ツイッターのタイムラインをまとめて見られる(読む) togetterなるページがありまして、そこに詩をアップ。 すると、「秋の栞」を togetter公式アカントがホームページのトップに掲載してくれた。 ありがたや、ありがたや。 半日で四十作品以上もまとめることができました。 素晴らしい作品ばかりなのでご拝読を! ⤵︎ https://togetter.com/li/1142373
夏の山が衣を夕日に染め 君は紅(くれない)を着こなす 萠ゆる思いは麗しきを枯らし 僕は黄に茶を塗しながら 長襦袢となり内の夢を見る 僕らは実ることを知っている 帯が固く巻きつこうとも 秋の山が必然を全うすることを
君はちっとも笑わない 僕は気になってしまう どうすれば笑ってくれるのだろう いろいろ試してみたけど やはり視線は遠く何処かの世界 君が微笑んだら どんなに可愛いだろう どんなに美しいだろう どんなに嬉しいだろう 僕は何も知らない 君が君でいることがちっとも 迷惑だろうか 声を掛けてしまうことは 望まれていないのかもわからない でも君は僕を邪険にしていない 君が微笑んだら どんなに可愛いだろう どんなに美しいだろう どんなに嬉しいだろう 僕は今日も君に話しかける おはよう そう言って微笑むのさ
私が私を振り返らない そんな詩を書いてみたい そしたら詩ではなくなって しまうのだろうか そんなことはない あなたと私を媒介する者になり 真実よりも大事なものが 見えてくるはずだろう 真実以前 加工した思想にはいつも 騙し絵が施され 言葉を使わない詩を書く 誰にも読めない 私にも読めないあなたの詩 あなたが此処にいる いつの日か私を消したその詩を