フィルバロンのコパー製テナーネック
4月
23日
写真はいつも使っているアメセル6万番台のオリジナルのものと比較したものです。
コパーはその名のとおり銅でできているネックなので、茶色いネックです。
オークションではゴールドプレートを狙っていたのですが、アメリカの新品価格より高くなったのでやめました。
さて、試してみた感じですが、アルトのフィルバロンは楽器につけた時から良く響くものでしたが、テナーの場合はそれほどでもなかったです。
ネックが振動している場所がマウスピース付近で、全体が振動して響いていないんですね。
アルトのネックは、新品を購入した時からネック全体が振動して響いています。
テナーのネックは大きいので、エージングが必要なようですね。
コパーは独特の響きがある感じで、吹き込んでネック全体が響くようになれば、オリジナルやゴールド、シルバーなどとは違う、芯がある響きが全音域で楽しめそうな予感がします。
吹けば吹くほど響く場所が広くなり、低音はキングスーパー20のように楽に芯のある音が出てきます。
録音した音を聞いてみても、とても良く入っているので、音がまとまって飛んでいるようで、マイク乗りもいいようです。
ちょっと気になるのは、コパーの材質の特徴だと思いますが、ある周波数にピークがあるような感じなので、ネック全体が振動した時にアンサンブルでコパーネックだけ異質な音になってハーモニーから飛び抜けないか心配です。
本番で使えるかはネックの成長を見ながらですが、合宿で長い時間吹き込む事もできるので暫く試してみます。