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  • おたすけおじさんの Q14ハーフタンギングの練習方法 その2 のお話

おたすけおじさんの Q14ハーフタンギングの練習方法 その2 のお話

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おたすけおじさんの Q14ハー...

2004.10.18 今日は、Q14ハーフタンギングの練習方法その2 のお話をいたします。


 


おたすけおじさんの Q14ハーフタンギングの練習方法 その2 のお話


 


こんにちは サックス奏者の皆様


 


昨日は、ハーフタンギングの質問なのに、レガートタンギングのお話をしました。 まずこれができないとハーフタンギングが奇麗にできるようになりませんので、できるようになるまで練習してくださいね。


今日は、やっとハーフタンギングの練習方法に入ります。 9月29日のブログにも書きましたので、同じような内容になるかもしれませんが、図を見てイメージをつかんで練習してみてください。


質問の一部を抜粋して掲載いたします。


 


Q14 : ハーフタンギングの練習方法は? その2


ジャズの奏法といえば、基本のひとつにハーフタンギングがあります。  このハーフタンギングがどうもうまくできません。 やり方のコツと練習法を教えていただけませんか?


それから、私は日頃、タンギングが強すぎるといわれます。 弱いタンギング、強いタンギング、使い分け方法などもできましたらお願いします。


 


A : ハーフタンギングの練習方法


ハーフタンギングは、音を消さないでタンギングする方法です。


知らない方は何のことだかよく分からないと思いますので、図のハーフタンギングを見てください。


音が1/3くらいになっているところが、ハーフタンギングをしているところです。


タンギングによって、音を小さくしたままにすることなんですね。 この奏法はフレーズにニュアンスを付けるために行います。 合奏の時に使うとまわりの人と合わなくなりますので注意してください。 


ハーフタンギングは、厳密に言えばタンギングではないのかもしれませんが、舌を使って行うという意味では、タンギングと言っても良いのかもしれません。 他にも、べらんめー調の巻き舌で音を出す、フラッタータンギングなんて言うのもありますから、舌を使う奏法をタンギングと言うのかもしれませんね。


 


さて、ハーフタンギングの練習方法ですが、タンギングと同じように出しやすい音(中音の B あたり)でロングトーンをします。


始めはよく分からないと思いますので、舌を徐々にリードに近づけていき、音にミュートがかかった状態で吹きのばします。


このミュートがかかったような音が、ハーフタンギングの音です。 何度もやってみましょう。


舌をどのくらい動かせばリードの音をミュートできるかは、練習で感覚をつかみます。 すぐにできるとは思わないでください。 サックスを持つたびに何度も練習して、体で覚えていく方法がベストです。 無理に舌を動かしていると、舌の筋肉がこわばってきますので、疲れたら休んだり、明日の課題として他の練習メニューをこなした方がいいですよ。 この練習ばかりしていると、その日の練習に支障をきたしますので、10分間と決めたらその時間でやめましょう。 毎日練習していれば、あるとき感覚をつかむことができます。


以前のブログにも書いたように、私はリードの左半分くらいを舌を使ってリードの振動を止めるやり方をしています。 他にもリード全体に舌を少しだけ当てる方法もありますので、みなさんがやりやすい方法を練習しながら見つけ出してください。


 


次に、ゆっくりとしたテンポからハーフタンギングを行ないます。


2拍ごとに ノーマル音 − ハーフタンギング を行なって、徐々に短い音でできるようにしていきます。 16分音符までスピードを上げてもできるように時間をかけてやってください。


 


一つの音をロングトーンしながらできるようになったら、8分音符4つを ノーマル音 − ハーフタンギング − ノーマル音 − ハーフタンギング と吹いて、1音づつ上がっていったり下がってきたりしてみましょう。


高音のCから始まって C−A−B−G−A−F−G−E−F−D−E−C と3度で下がってくるようなフレーズでは、下がった音にハーフタンギングを付けるとやりやすいです。


あとはいろいろなフレーズで、効果的なハーフタンギングの場所を見つけて試してみてください。


効果的なのは、フレーズの中にある、下がった音に使うといいですよ。 ジャズでは、【 のむ音 】 といういい方をしますが、このような場所で使うと効果的ですね。


 


さて、コツです。


コツは、圧力を弱めないことですね。 弱めると音が消えてしまいます。 サックスの音を出すには、やはりお腹からの圧力が、音色や音の表現を付けるにはとても大切だと思います。


リードの振動を舌で無理矢理止めていますので、抵抗が強くなります。 その抵抗に負けて音がなくならないように圧力をかけてあげましょう。 と言いますか、圧力は常にかけることが必要ですね。


このハーフタンギングは、ミュートのような音を出して、フレーズにニュアンスを付けることが目的ですから、当然音は小さくなります


ほとんどのジャズプレーヤーが、このハーフタンギングを多用していますので、よーく聞いてみてくださいね。


 


ハーフタンギングは、私もできるようになるまで時間がかかりました。 と言ってもマスターしていると言うほど、できているとは思えませんが・・・


 



今日のお話は、ここまでです。


明日は、その3として 質問の中にあります、弱いタンギング、強いタンギング、使い分け方法 について私なりのお話しをいたします。


 



◆ 音の高さ表記は、C=ド、D=レ、E=ミ、F=ファ、G=ソ、A=ラ、B=シ でお話ししています。


◆ 皆様のご質問をお待ちしています。 woodwind@tobikiri.net ← ここをクリックしてメールでご連絡ください。 このブログでも紹介させていただきます。


◆ このブログは、2004年9月2日から下記URLで見ることができますので、ブックマ−クに登録頂ければ幸いです。


        http://www.bloguru.com/sax/


  また、過去ブログも是非ご覧くださいね。


◆ おたすけおじさんのサックスとは全く関係のないお知らせ → おたすけおじさんは、ビジネス系ホームページを1ページ目だけ公開しました。 URLは、 http://www.tobikiri.net です。 ビジネス系メルマガも発行しています。


 


ご注意 : ここでお話しすることは、私のジャズサックス人生での経験上のことですので、全てが正しいとは限りません。


いろいろなやり方・奏法・考え方がありますので、参考程度に読んでください。


とは言っても、経験上で間違ったことを書くつもりはありませんのでご安心を


皆様からのご意見も取り入れて、私も勉強していきたいと思いますので、温かく見守っていただければ幸いです。


 * サックスを習っている方は、講師・先生の教えを優先してくださいね。


(このブログの内容にも著作権があります。 内容をコピー・転載するときは、 woodwind@tobikiri.net  ← ここをクリックしてメールでご連絡してください。)


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