少し寒い日の レスター・ヤング
3月
14日
早咲き桜もちらほら花が出始め、だんだんと華やかな季節になってきましたね。昨日レスター・ヤングの事を書いたので、今日はレスター・ヤングの話題にしたいと思います。レスター・ヤングは、ビックバンドの大御所カウントベイシー楽団のスタープレーヤーとして有名です。当時コールマン・ホーキンスなどと比較すると、甘い音色で流れるようなフレージングと独特なテナーサックスの構え方で、モダンテナーの開祖と言われています。この楽器を右に持ち上げる吹き方は、一度試してみてください。以前にも書きましたが、顔を真っ直ぐにするためにマウスピースを右に少し回して、サックスを右にあげると、リードに対して少し斜めに唇が当たります。この状態で吹くと、少しサブトーンになりシャジーな音になると思います。サックスのベル(朝顔)の位置が変るので、自分の音も良く聞こえます。この吹き方は、柔らかい音を出したい時にセクション全員でやることもあります。
例えばボーカルのバックで小さく甘い音で吹く時とかサブトーン気味に吹く時に使っています。さて、話をレスター・ヤングに戻しますが、彼のあだ名は、The PresidentとかPres(プレス)と呼ばれていました。
それほど有名だった人です。最近の若いプレーヤーがコールマン・ホーキンスやレスター・ヤングなど1940年代の音楽を何の抵抗もなく聞いて勉強している人が多くなってきました。そろそろスイング時代かモダン初期に回帰現象が始まったのかもしれませんね。1944年の初リーダー・セッションと1949年のJ・ガブリエル楽団での演奏を収録したアルバムです。【ブルー・レスター】この構え方はジャケット用だと思いますが、ここまであげると疲れるでしょうね。1.ゴースト・オブ・ア・チャンス
2.クレイジー・オーヴァー・ジャズ
3.ディン・ドン
4.バック・ホーム・イン・インディアナ
5.ジーズ・フーリッシュ・シングス
6.エクササイズ・イン・スウィング
7.ブルース・ン・ベルズ
8.サルート・トゥ・ファッツ
9.ジューン・バグ
10.ブルー・レスター
11.ジャンプ,レスター,ジャンプ
12.ベイシィ・イングリッシュ
13.サーカス・イン・リズム
14.プア・リトル・プレイシング
15.タシュ
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