1974年春 板橋の高橋製作所へ直接行って購入した TS式65mmP型赤道儀天体望遠鏡を42年ぶりに去年ヨシカワ光器研究所さんで修理、レストアして頂いたのですが、その後 オークションで同じ機種の鏡筒部を手に入れましたので 此方もリストアをお願いしていました。約10ヶ月ぶりに修理が終わったと言う連絡が入ったので 長尾町の天体望遠鏡博物館まで受け取りに行って来ました。 早速遍路道に入ってテストしてみました。タカハシはその当時としては先進的な蛍石を使ったアポクロマートレンズの赤道儀を発表して一躍天体望遠鏡のトップメーカーに躍り出たメーカーです。この機種は可搬型のポータブル望遠鏡としてヒットした望遠鏡です。蛍石は使われていませんが、対物レンズはセミアポクロマートと言う特徴がありました。 ただこの当時のレンズコートは劣化が大きいので劣化した面はコートを取り去って貰いましたが、それでも眼視用には充分な性能が有ります。 赤道儀にカメラを搭載して手動で追尾して星野写真が撮れる様にバランスウエイトを探してもらっていたために長い時間がかかってしまいましたが、結果ヨシカワ光器さんが真鍮製の自作ウエイトを作ってくれました。純正ウエイトの2倍のウエイトを買っていたのですが、何処に行ったのか探し当てられないのでお願いしていました。この機種を手離すオーナーは少ない様で、私が65mm鏡筒をオークションで手に入れたのもラッキーな事だそうです。 自作ウエイトは延長してモーメントを大きくするので、小型でグッドなウエイトになっています。一眼レフタイプのカメラもオッケーです。ヨシカワ光器さんグッドジョブですねヽ(^o^) ヨシカワ光器研究所 : http://www.yk-telescope.co.jp