『僕は、そして僕たちはどう生きるか』梨木香歩著・理論社
群れが大きく激しく動く
その一瞬前にも
自分を保っているためにも
何と言っていいのか表現できないけれど、この本は、今の私の心の答えを封じ込めているような気がします。
集団から外れた個の魂を優しく包んでくれるような作品です。
改めて感じました。
2年前に出ていたなんて・・・梨木作品とは随分御無沙汰だったのですね。
二十四節気の【半夏生】
半夏生の頃には、天から毒気が降るとか?!
地面が陰毒を含んで毒草が生えるという言伝えがあり、この時季に筍・蕨などを食べたり、種を撒くことを忌む風習があったそうな。
井戸にも蓋をして毒が入り込まないようにしたそうな。
5月に見かけた半夏(烏柄杓)という毒草が生える多湿で不順な頃です。
↑何度、引いても、また顔を表しています。
20歳の時に出逢った千夏の誕生日でもあります。
お誕生日おめでとう!!千夏。
『雪と珊瑚と』梨木香歩著・角川書店
強くたくましく人生を切り開いていくシングルマザーのビルドゥングロマン!
友人のオススメ本でした。
早速、図書館で借りて、昨日午後から読み始めて、先程読了しました。
ご無沙汰していた梨木さんの作品。1年前に出ていたのに気付かなかった。
◇あらすじ◇
珊瑚、21歳。生まれたばかりの赤ちゃん雪を抱え、
途方に暮れていたところ、
様々な人との出逢いや助けに支えられ、
心にも体にもやさしい、惣菜カフェをオープンさせることになる……。
梨木さんといえば、摩訶不思議な作品が多いのですが・・・。
読み始めは、扉が開かなくて、本を閉じたくなりましたが、
途中から面白さが加速して行きました。
くららさんに憧れました。
梨木作品にしては、摩訶不思議感がなく、円熟したイメージでした。
梨木さんも50を超え、
宮本輝さんの作品のように、幸せの域に達したような安寧の境地を感じました。
文月はじまり。
凌霄花のオレンジ色の花が咲き誇っています。
この花を見ると、紺碧の夏空を連想します。
暑い夏がスタートするイメージの花です。
梅雨明けまでには、まだ時間がかかりそうだけれど・・・
梅雨と夏空の鬩ぎ合いの現場に立ち会いました。
六月と七月の鬩ぎ合いでもあるのでしょうね。
1ヶ月経つと赤い実ができ始めました
5.28 白い苺の花を見かけました
お隣のプランターに赤い苺の実が実りました。
苺の白い花も赤い実にも、微笑ましい可愛さがあります。
花言葉「陽気な恋」
近くの庭から種が飛来したのでしょうか?
ごみ収積所の傍らに、浜撫子(ハマナデシコ)が咲きました。
塀とアスファルトの僅かな隙間から、元気よく育って、見事な花を咲かせています。
そういえば、最近UPした花は、【白】【黄】【紫】が多く、【紅】は少ないですね。
畑の中に咲く青紫色の矢車菊を見かけました。
花言葉は「繊細」
確かに繊細な花姿です。
子どもの頃、母が庭に植えていた花の一つである矢車菊。
心の故里の花でもあります。
想い出の中の花は、青紫色と薄桃色の矢車菊でした。
地に咲く花が好きなのは、この時代に培われたのかもしれません。
数年前から小さな植木鉢が転がっていました。
気が向くと、水遣りをして、転がしていた葉のみの植木鉢。
プレートには「名護蘭」とありました。
先日から蕾が現れて、花が咲きました。
蘭らしい花姿です。
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