実家の近くの花畑には、黄色の彼岸花(シュウキラン)が咲いています。
黄色の彼岸花は、大型の花を付けます。
傍らには、白い彼岸花も咲いています。
『水底の森』
柴田よしき 著
集英社 (2004/2/26)
長編を読みたくて、分厚い本を見つけて、題名に惹かれて借りました。
内容(「BOOK」データベースより)
「もう森へなんか行かない」シャンソンがエンドレスで鳴り響くアパートの一室で、顔を潰された男の死体が発見された。
部屋の借主である高見健児と風子の夫婦は行方不明。
翌々日、高見健児の絞殺死体が見つかるが、風子は依然姿を消したまま。
刑事・遠野要は、風子の過去を追ううちに、忘れ得ぬ出来事の相手が風子であると気づき、烈しく風子を求め…。
時間と距離を超え、繋がる謎。
愛とは何か、人間性とは何かを真摯に問い掛ける、長編ミステリ。
不幸を呼び込んでしまう人間が主人公。
自由になりたいと願いつつも、周囲を巻き込んで、柵に翻弄されていく。
この物語、嫌いです。
巻き込まれた友人が最後に上を向いて終わったところは、せめてもの救いでした。
コスモスの花が咲き始めています。
十月といえば、秋桜(コスモス)。
十月の連休には、家族でコスモス祭りに行ったものでした。
子どもたちは、既に行動を共にしなくなりました。
未明から雨降りお天気。
今は止んでいますが、どんよりとした土曜日になりそうです。
棚引く雲の夕焼け色
お疲れさまの夕日が沈んでいきました。
『貴船菊の白』
柴田よしき 著
実業之日本社 (2000/03)
貴船菊・・・秋明菊。
この単行本も、既に絶版になっている模様です。
祥伝社文庫では、この貴船菊の原種が普通の秋明菊の装丁に変わっています。
ちょっと、違うでしょ!!
内容紹介
<亡き妻との約束の地にて・・・/京都の四季を彩る七つの切ないミステリー>
秋になったら、いつかあなたが話してくれた、京都の紅葉を見に連れて行って――
亡き妻が語ったその地は刑事になって初めての事件で、犯人に自殺された因縁の場所だった。
刑事を辞めた男が十五年ぶりに訪れたとき、そこに手向けられていた貴船菊の花束。
白く小さな花は、思いもよらぬ真相を男に告げる……。
美しい京都を舞台に、胸に迫る七つの傑作ミステリー。
京都が舞台。
紅葉の天麩羅が登場します。
食べてみたいです。
京都を感じながら読み進めました。
懐かしい今出川通りが頻繁に登場します。
この短編集の中では、『幸せの方角』が好きです。
最近の図書館の本は、本を保護するためにラミネートコートされています。
すると長方形の本が斜めに流れて、菱形になってしまいます。
本が、ちょっぴり可哀そうな気分になります。
柔らかくなった秋の日和に、未だに咲き誇るサルビアグラニチカ。
青紫色の花色が見事です。
『桜さがし』
柴田よしき著
集英社(2000/5/26)
数日前、ファルコンさんが柴田よしきさんの本を紹介していました。
そうだ!!『激流』を読んで、気に入ったので、柴田よしきさんの本を読もうと思い立ちました。
早速、図書館にネット予約しました。
この単行本は、今では、文庫化され、絶版状態です。
文庫が持て囃される世の中。
本は、ハードカバーの単行本でなければ、読んだ気分になれません。
内容(「BOOK」データベースより)
別れて10年たっても陽介を想う綾。
司法浪人生の歌義を捨て別の男の婚約指輪を受けたまり恵。
中学の同級生だった4人の心模様をめぐるように、古都京都のさまざまな風物を彩りに展開する事件の数々。
甘酸っぱくもひたむきな恋の行方と、青春からの飛翔!
ちょっとミステリなせつない青春小説。
恩師で推理作家となった浅間寺龍之介の推理が冴える!?
短編集なのですが、どれもキーワードがあり、登場人物たちがそれに絡んできます。
読後にほんのりとした爽やかな気分になりました。
『桜さがし』は、桜の花がアリバイを実証します。
柴田よしきさんって、男性だと思っていたのですが、女性のようです?
白い綿を思わせる実を見つけました。
その奥には、赤い花が咲いています。
紅葉葵の花でした。
すっかり、秋の気配が漂う今日の空色。
明日は、台風による左周りの風の影響で、お隣さんの驚異の高濃度PM2.5が降り注ぐらしいです。
この空色も真っ白になるのでしょうね。
葡萄の夏から、葡萄の秋へ。
まだまだ葡萄生活は続いています。
知人から「ナガノパープル」をいただきました。
種なしで、皮ごと食べられる葡萄です。
今までの葡萄と違うところは、濃厚なお味。
皮は少し硬めです。
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