2月
11日,
2019年
雪山での食事
あたたまるためにも欠かせません。
問題は加熱調理です。日本はおかしな規制があるので、屋外用の
コンロでは倒立型極小で、殆どが正立タイプです(有名なジェットボイル
も正立)
ガス缶は冬季用があり、これを使用しないと正立タイプでは、気化熱を
奪われ圧が低下して十分な燃焼能力が得られません。
※ガス缶の断熱カバーはほぼ無意味、外気で冷えるのではなく、
缶のガスの気化熱で温度が低下するのですから。
私は、これの回避のため、ガス缶を倒立させる部品を自作して使用して
います。
ただし、これには燃焼部分で液ガスを気化されるヒートパイプが必要で、
これがないと順調な燃焼は期待出来ません。
これがあっても、ガスでは氷点下ではなかなかお湯が沸かないのです。
2月
11日,
2019年
雪山装備(クランポン)
6から14本までいろいろな種類があり、用途や状況に合わせて使用します。
6本は軽アイゼンと呼ばれ、後ろ半分のみの爪で、残雪期の「滑り止」程度
の用途で、氷結した場合等はあまり効果が期待できません。
12本が理想ですが、前爪が出っ張っており、縮めても結構かさばります。
爪は鍛造品がベストですが、価格のこともあるので、いろいろ勘案します。
写真は10本爪、鍛造ではないので減ったり、サビがでるので、こまめな
メンテが必要です。特にこのような締め金具がラチエットの場合には
ドロや小石の詰まりで動作不良を起こすので、使用後は分解して洗浄します。
伸縮部分があるタイプは伸縮金具を完全に外しステンレスとベース金具の
間で必ず起こる電蝕のサビを落としておきます。
このタイプは前後に爪の部分が分離しており、それをステンレスの
プレートでつないでいます。プレートの固定はピンでのロックと
なっているので靴のサイズに合わせてのピン穴位置を記憶してセット
します。
後ろ側をセットし、前のつま先部分のカバーを前に倒してつま先を入れ、
元に戻してベルトを締めます。固定して5分程度雪上歩行したら、再度
ベルトを締め込んで緩みを無くします。
2月
11日,
2019年
瓢ヶ岳雪山トレッキング(2019.02.10)
朝、三連休と思われる渋滞で時間ロスしたのですが、10:00には
登頂開始、途中、これは雪が中途半端に少なく踏まれて氷結。
稜線の骨ケ平の途中で10本アイゼン装着、それにしても倒木がすごい
夏の台風でかなり倒れている。
無事、頂上に到着、のんびり昼食と景色を堪能、三組の最終で下山開始。
15:00下山。
それにしても他の二組、雪山装備はゼロ、ストックもゴムキャップのまま、
アイゼンも無いどころか、夏用の登山靴。
雪はツボ足なら、まだ安全だけど、今日の様に、少ない雪で氷結すると、
滑って危険、ここは岩と木の根が多く、滑りやすい。
今回は軽アイゼンではなく、10本を使用。
前爪のある12本は携帯にかさばる、その意味では8または10を重宝します。