5月
29日,
2018年
中国製はダメだった
先頃入手した安定化電源、これが「安定」しないのです。
安定化電源とは、電流・電圧のいずれかが固定出来、抵抗等の変動(温度変化)
に対応し、一定の値をキープする仕組みとなっており、かなり強力な電源を
内蔵している必要があります。
中国から送られたそれは、以前取り寄せたものよりかなり軽く、持った瞬間
「?」でした、今回は30Vでは電圧が足らず、上位の65Vタイプを発注。
ところが持ってみると軽い! 隙間から覗くと、ああああ、トランスが
無い!背面にある110-240Vの切り替えもない!
これは不良品、騙されたと思いながらも、とりあえず電源ON、
案の定、無負荷で45Vしか出ない。それではと220V電源に接続
※我が社には220Vの電源があります(単三の両端ではないよ)
これでやっと65Vが出た、早速負荷試験をすると、これまた、ああああ
安定電源とはとても呼べないシロモノ・・・・・
半導体でのAC-DCであるため、加熱してくるとFANが作動して、設定値
に狂いが出る、電圧が低い時は少ないが、これでは安定化とは言えない。
変動は数秒ではなく、30から50Secもかかって復帰する、これでは安定化
ではなく、ただの電源、長時間試験はとても出来ない。
やはり安物買いの・・・・・
でも、恐ろしい、このような安定仕様が要求される試験機器でも、新しく
開発された一般電源の仕組みを採用するとの思考、確かにコストダウン
にはなるけれども、測定結果の精度は期待出来ない。
素材試験はこの手のデータの積み重ねで構成される、その試験機器が
これではデータの信頼性は無くなる。
結局、米国製の機器を手配する羽目に(写真)、でも良い勉強になりました
それにこの軽さなら勉強会でのデモには使えます。
※米国製12Kg 中国製1.8Kg
ワオ!と言っているユーザー
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