最初の連休、超ひさしぶりに涸沢まで雪上幕営目的でのトレッキング。 しかし、完全な準備不足で敗退、涸沢にはたどり着けず途中でビバーク、 雪山ビバーク装備があったので事なきを得ましたが・・・・ 以下列記する @時間不足、計画から実行までの期間が短く、携行品の選定に誤りがあった。 @情報不足、ヤマレコなどの情報を鵜呑みにしていた @練習不足、長丁場の時は必ずやっていたトレーニングを怠った(山菜や筍の時期が重なったのも原因) @認識不足、加齢による体力低下、重いザックでの歩行能力は確実に落ちていた 機材面では、適正重量をオーバーしていた、20kgの重量を平坦地とは言え、 11kmの距離(上高地から横尾)で、体力を消耗していた、加えて重い重量 用のザック(バローロ)を所持しているにもかかわらず、軽量の ゼロポイントで運び、肩にダメージを与えてしまった。 バローロの70Lは幌尻で19kgの重さで19km(片道)を踏破し、肩の痛みは 全く無かったので、こちらを使うべきだったと後悔しきり。 靴の選定も誤った、全行程34Km片道17kmの歩行、登山が無いので、 靴をトレッキングシューズとし、防水は怠り無くしたが、やや靴底が摩滅 、この靴用のアイゼンは6本しか装着出来ず、ゆるくなった雪道の登りに 想像以上に手こずった。 アイゼンがきかず、つま先のグリップもきかない、空荷ならともかく この状態での20kg荷重は無理があった。何度も何度もグリップがきかず 滑り落ち、ピッケルを持参しなかった事が悔やまれた、このリカバリ の時のザックの重さは想像を絶する、肩に食い込み体制を立て直す 度に、激痛が走る、あと少しで傾斜を抜けれると思ったが、ここで ダウン。 斜面ながらスコップがあれば平坦に出来る場所を見つけ、ビバーク。 その他、軽量化に関しても、シビアに検討しておらず、経験のある、 涸沢留まりの油断が、今回の敗退の最大原因。 しかし、今回は万一を考え、雪面ならしのスコップは重量があっても携行、 これが斜面でのビバークを可能にした、これが無ければ、かなり厄介な 事になっていたと思う。 帰路、6時過ぎのスタート、雪は固くなっており、昨日の悪戦苦闘の場所は 30分程度で難なく通過、登り・下りの差はあるものの、やはり雪質。 次回のための備忘録 靴は残雪を慎重に調べ選ぶ、ザックは事前に使い込んで置くこと、 食料は非常食のみとし、調理器具は止める、食事は休憩所で(帰路)
ワオ!と言っているユーザー
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