5月
6日,
2018年
涸沢敗退の記録(2018.04.29-30)
最初の連休、超ひさしぶりに涸沢まで雪上幕営目的でのトレッキング。
しかし、完全な準備不足で敗退、涸沢にはたどり着けず途中でビバーク、
雪山ビバーク装備があったので事なきを得ましたが・・・・
以下列記する
@時間不足、計画から実行までの期間が短く、携行品の選定に誤りがあった。
@情報不足、ヤマレコなどの情報を鵜呑みにしていた
@練習不足、長丁場の時は必ずやっていたトレーニングを怠った(山菜や筍の時期が重なったのも原因)
@認識不足、加齢による体力低下、重いザックでの歩行能力は確実に落ちていた
機材面では、適正重量をオーバーしていた、20kgの重量を平坦地とは言え、
11kmの距離(上高地から横尾)で、体力を消耗していた、加えて重い重量
用のザック(バローロ)を所持しているにもかかわらず、軽量の
ゼロポイントで運び、肩にダメージを与えてしまった。
バローロの70Lは幌尻で19kgの重さで19km(片道)を踏破し、肩の痛みは
全く無かったので、こちらを使うべきだったと後悔しきり。
靴の選定も誤った、全行程34Km片道17kmの歩行、登山が無いので、
靴をトレッキングシューズとし、防水は怠り無くしたが、やや靴底が摩滅
、この靴用のアイゼンは6本しか装着出来ず、ゆるくなった雪道の登りに
想像以上に手こずった。
アイゼンがきかず、つま先のグリップもきかない、空荷ならともかく
この状態での20kg荷重は無理があった。何度も何度もグリップがきかず
滑り落ち、ピッケルを持参しなかった事が悔やまれた、このリカバリ
の時のザックの重さは想像を絶する、肩に食い込み体制を立て直す
度に、激痛が走る、あと少しで傾斜を抜けれると思ったが、ここで
ダウン。
斜面ながらスコップがあれば平坦に出来る場所を見つけ、ビバーク。
その他、軽量化に関しても、シビアに検討しておらず、経験のある、
涸沢留まりの油断が、今回の敗退の最大原因。
しかし、今回は万一を考え、雪面ならしのスコップは重量があっても携行、
これが斜面でのビバークを可能にした、これが無ければ、かなり厄介な
事になっていたと思う。
帰路、6時過ぎのスタート、雪は固くなっており、昨日の悪戦苦闘の場所は
30分程度で難なく通過、登り・下りの差はあるものの、やはり雪質。
次回のための備忘録
靴は残雪を慎重に調べ選ぶ、ザックは事前に使い込んで置くこと、
食料は非常食のみとし、調理器具は止める、食事は休憩所で(帰路)
ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ
ワオ!と言っているユーザー
ワオ!と言っているユーザー