1月
23日,
2012年
春節後の諸問題
今日は春節、中国大陸はこの前後長い休暇期間となります。
特に農民工とよばれる地方からの出稼ぎの方は、この時期に
一年一度の帰郷をします。
地方からの出稼ぎは容易ではありません、独身ならともかく
たった一人の子供(一人っ子政策)を実家に残し、場合によっては
夫婦離れ離れで都会に出稼ぎに行きます。
子供は祖父・祖母に預け、懸命に一年働くのです・・・・・・・
それなりの収入はありますが、近代奴隷制度とまで言われるのは
若い夫婦が、子供と離れ、夫婦別々に就労する悲惨さにあります。
当然の如く、問題が発生します、中国の発展は彼等に犠牲の上に
成り立っていると言っても過言ではありません。
政府もこれに対応すべく、沿岸部から奥地への工場誘致を無理矢理
行なっています(課税方式)、しかしこれはいずれ破綻する危険なシナリオ
で、外資はそれに強い危機感をいだいています。
ただ、日本はノーテンキな企業が多く、中途半端な「中国通」の意見を
鵜呑みにしています。
今、中国は大きな変革期を迎えています、バブル破裂ではありません。
労働者の浮遊という、かって世界が経験したことのない、生産管理には
危機的とも言える大きな問題を抱え始めました。
これは我が国にとってもプラス要因ではありません、この後の行く末に
目が離せない状態が続きます。
来月はその中国縦断の出張です・・・・・
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