遠距離介護のお弁当 ~転機の始まりは、何かが終わるとき~
7月
23日
義母が亡くなってから、
久しぶりに何も予定のない一日を過ごしています。
遠距離介護は33ヶ月続きました。
本葬のときにお寺のご住職が
「観音様は33の顔を持ち、
私たちの前に現れて様々なことを教えてくださる。」
とお話をされました。
介護の月数と同じ33。
「ああ、義母は観音様だったのかも!」
なんてことを思ったり。
人生で思いもよらぬ悲しみに遭っても
思いのままに生きていくことを最期まで手放さなかった義母。
その姿から様々なことを学びました。
日常は緩やかにいつも通り過ぎていますが、
ふとした喪失感に夫の気持ちは日々変わります。
それだけ、大切な時間を重ねて来られたのだと
悲しいけれど、温かな気持ちにもなります。
臨床心理学者ブリッジズ(Bridges,W)の理論にこんなことが。
『「転機の始まり」は何かが始まるときではなく、
「何かが終わる時」(終焉)である。』と。
大きな転機であればあるほど、
なかなか「終焉」から「開始」へと移れない。
途方に暮れたり、むなしい気分になったりといった
「中立圏」を経験し、そこから徐々に
新たな始まりに向け気持ちを統合していく。
したがって「中立圏」とは混乱や苦悩の時期である。
一時的な喪失状態に耐える時期であり、
じっくりと時間をかけて味わうことも重要であると。
今、私たちは大きな転機にいるのかもしれません。
四十九日や一周忌と節目節目の法要は
「中立圏」にいる時を
支えてもらう時期なのかもしれませんね。
私たち家族を気遣って、
支えてくださる方たちに
感謝の気持ちでいっぱいです。
~.:*★今日の問いかけ★*:.~
あなたにとって「終焉」はどんな意味を持ちますか?
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投稿日 2022-07-27 02:45
ワオ!と言っているユーザー
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投稿日 2022-07-29 05:58
ワオ!と言っているユーザー