中庭には、昨年から小さな蕾をたくさんつけたまま、深い眠りに入っている樹があります。 毎年、この花の匂いは、わたしに春を告げてくれます。 庭全体に凄い匂いを放ちます。 寒い庭で沈黙しているところに、陽が当たっていました。 光が蕾を包み込んで、珠玉の色を見せてくれました。 まだまだその眠りは深く、春告げの目覚めは三月初め頃でしょう。 <礎>
この時期になると水仙の花が気になります。 香りがとても好きです。 ・漢名の「水仙」を音読みしてそのまま「すいせん」 漢名は「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典から。 きれいな花の姿と芳香がまるで「仙人」のようなところから命名された。【花言葉は神秘】 ・学名でもある英名「ナルシサス」はギリシャ神話の美少年の名前で、泉に映った自分の姿に恋をして毎日見つめ続けたら、いつのまにか1本の花になってしまった。 ”ナルシスト”の名はここからくる。【花言葉は自己愛】 ひとつの花にも物語が秘められているのですね。 すっと伸びた茎の先に小さな白い花を咲かせる秘めやかさ、爽やかな香り・・・。 中庭の水仙は、まだまだ眠りの中です。 <押し競饅頭>〜おしくらまんじゅう おされてなくな〜
着付練習初め会でした。 好き勝手なおしゃべりとのんびりマイペースに着付け練習をする会も1年半を過ぎました。 毎月1回ののんびりペースです。 睦月は、華やかに花丸文の御召にしました。 袋帯は、松竹梅文。 娘のいないわたしは、自身が楽しむしかありません。 着付で知り合った友人たちは、紅い着物を着てもみなさん笑顔で許してくれます。 練習会で着るだけだから・・・部屋からは出て行きません。 終わってから、おちゃのじかんがあるのですが、今月は諸々の事情で練習会のみでした。 <当たり前> 収穫や漁や狩をした時の一人当たりの取り分
寒い朝が続きます。 気温は2℃。 それでも今日は珍しく5℃を超えて7℃まで上がる予報です。 今までの寒さからすると、7℃は暖かく感じそうです。 昨夜は、欠け始めたお月さまが煌々と光っていました。 今朝は、雲に覆われた夜明けでしたが、おひさまの光が上へ伸びている光景に朝の元気をもらいました。 <昴>牡牛座のプレアデス星団〜王者の星 今見えるのは約四百十年前の光・・・その時から何度生まれ変わっていることでしょう?
毎日雪の舞うお天気が続いています。 夜には、轟く風に何度か目が覚めてしまいました。 そして、朝方は、寒さで凍えて目が覚めました。 朝は、薄っすらと樹々の雪化粧が見られましたが、すぐに融けてしまいました。 青空が出たり、雲に覆われたり、また雪が舞ったり・・・と忙しいお天気です。 気温3℃。 11日に二代目(2年半)デジカメが不慮の事故に遭って、三代目が本日届きました。 一代目は、1年もしないうちに車上荒らしで盗まれてしまいました。 届いたのですが、使い方が違って、なかなか慣れません。 初写真を撮りました。 青空だけれど、寒い寒い空です。 寒さの峠は越えたらしいけれど、木曜日にはまた雪マークが付いています。 <歌留多>
『ルリユールおじさん』いせひでこ作 理論社 瑠璃色の表紙カバーの絵の下には、魔法使いのこぶのある手の絵が描かれています。 冬の寒い日に素敵な絵本に出合いました。 手作り本を作りたくて、ネット検索しているときに見つけた絵本です。 少し気になっていたら、数日後にテレビでこの絵本を読んでいました。 出合うべくして出合った絵本・・・運命的なものを感じました。 ・・・・・・「ルリユール」ということばには「もう一度つなげる」という意味もあるんだよ。 ルリユールおじさんはいいました。 古くなってバラバラになった少女の大切な図鑑がルリユールおじさんの魔法の手によって、生き返ります。 少女の夢とルリユールおじさんの夢が融合して、未来につながっていきます。 ・・・・・・名を残さなくてもいい。「ぼうず、いい手をもて」 父の後を継いだルリユールおじさんの職人としての信条。 この本を開くと・・・なんて、静かな満ち足りた時間が流れているのでしょう。 優しい気持ちが溢れています。 <伊呂波歌>
今朝も時折雪の舞う寒い日です。気温は4℃。 空はどんよりとした暗い雲に覆われています。 巡回灯油屋さんの「焚き火」の音楽が聞こえてきました。 寒い日は暖かい部屋で、熱いお茶と花びらひらり〜花びら餅をいただきます。 白い薄皮から、ほのかに薄紅色が透けているところがなんとも・・・春らしいです。 春早く来てね。わたしのところに・・・という歌がありました。 <鏡開き>
ぼたん雪が舞う朝です。 気温は1℃。 湿雪と予報の通り、水分を含んだ雪でした。8時を過ぎると薄日が差して、少しずつ融け始めていたのですが、9時頃からまた降り始めました。 今日は雪の日になりそうです。 <楪〜ゆずりは> 家系が絶えることなく続くように願いを籠めた縁起のよい樹。