雪雲が通り過ぎた空には・・・ おひさまが戻ってきました。 朝の陽射しは、少しお寝坊さんです。 昨夜まで降っていた氷雨の名残りを春告げの樹に湛えて、おひさまを迎えます。 葉の露に青空色を混ぜ込んだ春の兆しです。 スライドショーを閲覧するにはジャバスクリプトが必要です。 <縁起>仏教用語 すべての物事は、何ひとつそれ自体で成り立つものではなく、無数の関係(縁)によって生じていることを表す。
氷雨の降る寒い一日が始まりました。 このところ、毎夜霧のロンドンを彷徨っています。 時代は、一八八八年・・・。 文庫本なのに3cmの厚さてす。 随分以前から読んでいるのに、なかなか前に進みません。 これは、濃い霧の所為でしょうか? 291P/781P 『一八八八 切り裂きジャック』 服部まゆみ・著 角川文庫 一八八八年、大英帝国首都ロンドン。 「切り裂きジャック」による連続殺人事件に医学留学生柏木とロンドン警視庁所属の美青年鷹原は、深く関わりを持つことになる・・・。 二人の日本人青年の目を通じてヴィクトリア朝時代のロンドンを緻密に描き出し、絢爛豪華なミステリーが展開される。 彼女の作品は、幻想的で摩訶不思議な世界です。 はじめての出合いは横溝正史賞を受賞した『時のアラベスク』その後『罪深き緑の夏』『この光と闇』も読みました。 いつも最後には、想像を超えたクライマックスが待っています。 今回も楽しみです。 3年前には霧のロンドンを舞台にした『バーティミアス』三部作を読みました。 どの本も600ページ以上ある読み応えのある本でした。 読後、しばらくの間、バーティミアスショックから抜け出せませんでした。 <ご馳走=かけまわる> かけまわって、世話をしたり、力をつくしたり、もてなしたりするときに使われていた。 ◆2月7日・読後後記◆ ちびちびと読んで、読了までにかなりの時間がかかってしまいました。 霧のロンドンで起こる血塗られた事件。 犯人は・・・。 いつも彼女の作品には、どんでん返しがあるのだけれど、もちろん、今回もありました。 でも、期待したほどのものではありませんでした。 ジャックがメリック氏だったら、面白くかつ大どんでん返しだったのに・・・。 800ページ近い厚さ3?の分厚い作品に乾杯!!
寒い寒い朝です。 でも、思ったように雪は積もりませんでした。 屋根や樹を薄化粧しただけでした。 時折、雪がちらちら舞っていますが、積もる雪ではありません。 空は明るく、少し青みを帯びて、時折雲間から、おひさまの光が差しています。 雪に負けない清楚な姿で、白い山茶花が咲いています。 薄紅色の衣を纏ったような可憐な表情です。 色白の美しいひとを見ているようです。 今年は、紅い山茶花を剪定し過ぎたようで、ほとんど花を付けません。 <万両>
◇ゼラニウム◇ フクロソウ科テンジクアオイ属の多年草の総称。 原産地は南アフリカ。 花期は四〜十月。 花の色は、赤・ピンク・白。 別名は、ペラルゴニウム・モンテンジクアオイ。和名は、テンジクアオイ。英名は、ゼラニウム。 ◇花言葉◇ 決心・決意・堅実・真の友情 花期は、春から秋なのですが、寒い冬でも枯れることなく中庭の片隅で咲いています。 この花が咲いていない日はないように思います。 花言葉通り【固い決意で堅実に】咲き続けているようです。 冬の枯れ色の中でも、一際鮮やかな躑躅色を発しています。 手をかけなくとも、自ら咲く力で、咲き誇っています。 素晴らしいとしかいいようのない彼女です。 見習わなくては・・・。 轟く風が逆巻く寒い日の最高気温は9℃・・・天気予報では、新潟が13℃でした。九州にあって、なんて寒いところなのでしょう。 <夢合わせ> こころの底から信じた夢は必ず叶う・・・ 妹が見た「高い山に登り、太陽と月を左右の袂に入れ、蜜柑の実が三つついた枝を髪に挿した夢」を買い取って、尼将軍にまでのぼりつめた北条政子。
暖かい朝です。 空がおひさまの光と同じだけの色合いを見せています。 自然が織りなす一瞬の色合いです。 曇り予報ですが、この時間は青空です。 最近のおひさまは、雲に包まれていることが多いです。 雲から守ってもらっているのか・・・ それとも雲が自己主張しているのか・・・ 観る人の持ち次第ですね。 今年、はじめての読み聞かせでした。 5年生。 『十二支のはじまり』 毎年、一月には、この絵本を読みます。 『しんせつなともだち』 雪が積もった寒い日にうさぎさんが2個の蕪を見つけます。ひとつは食べて、もう一つは(この雪では食べものを見つけられないでしょう)と友だちの家へ届けます。その蕪が友だちの間を巡り巡って、またうさぎさんのもとに戻ってくるおはなし。 毎年、1〜2月の寒い時期に読む絵本です。 小学校では、地域の方々と4年生が毎年恒例の「火起こし体験授業」をしていました。 七輪で火を起こし、お餅を焼いてぜんざいに入れて食べます。 お手伝いに来てくれた地域の方々との交流にもなります。 そろそろインフルエンザの声が聞こえてきました。 きらちゃんのクラスでは、10名欠席らしいです。 今の気温は7℃。 朝よりも少し寒く感じます。 <雪持松〜ゆきもちまつ> 松の語源は、神様が降りてくるのを待つ。神を祭るという意味に繋がっている。
昨日、老舗のお茶屋さんに寄りました。 「どうぞ、お茶を淹れましょう」と薄茶をいただきました。 最近、薄茶をいただく機会が増えました。 ただ、おいしくいただくのみですが・・・。 作法を考えると気が遠くなりそうです。 食事のデザートは、葛切りでした。 蕨餅は、よく食べますが、葛切りは、ご無沙汰でした。 黒蜜の香りとともにとてもしあわせな気分になりました。 <願力>夢はあきらめた時に夢となり、失敗は挑戦をやめた時に失敗となる。
白木蓮の蕾がまた少し大きくなっています。 家々の屋根に隠れた遅い朝日が昇り始めています。 小鳥の囀りが、朝のはじまりを告げています。 気温は、3℃なのだけれど、すっきりとした気持ちのよい朝が始まりました。 先日おりょんちゃんの机の上に図書室から借りた本が載っていました。『沈黙の春』の警告より、長い年月が経っていますが、少しずつ少しずつそのときが近づいて来ているのでしょうか? <想紅〜おもいくれない>椿の深い紅 子どもの時の鮮やかな想い出・・・近所の樹々で囲まれた大きな家には、必ず椿の樹がありました。椿の紅色の花が咲いて、地面にも紅色を咲かせる姿を今も忘れません。
紅梅の蕾が少しだけ、膨らんできました。 午後の冷たい風が吹く庭にも、仄かなおひさまの光が点在しています。 紅梅の笑顔を写真に撮ると、光の輪の一部が写り込んでいました。 自然からの小さな贈り物に感謝の気持ちを込めて、笑顔を返しました。