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加藤雄一のブログ

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リーダーとしての自分がやるべきことは

スレッド
リーダーとしての自分がやるべき...
(前提として「ポジション」だけの話しではないんだけど)
 
リーダーというと
 
ビジョンを語り、意思決定をし、組織を動かす人
 
 
そんな感じのイメージが優先しません?
 
 
リーダーシップとは何?
 
マネジメントとは何?
 
 
自分なりの言葉にできるリーダーって、どれくらいいるのでしょう?
 
ーーーーーーーーーーー
私なりの言葉にするとしたら
 

リーダーシップ=動きはじめるきっかけを作ること
 

マネジメント=動きやすいように整えること
ーーーーーーーーーーーー
 
 
それらを学ぶ環境が作られることもなく、現場で活躍していることだけを前提にリーダーに据える。
 
それが悪いことではないとしても、プレイヤーとマネージャーの役割りの違いを教えることもなく、ただポジションを移行させていく今の流れが、最も現場を疲弊させる理由なんじゃないかと個人的には思っています。
 
そんなことを自分の言葉にするべく、一緒に成長しようとしてくれる経営者さんに出会えたら、それは心底幸せなことなんだと、私は思います。
 
 
 
引っ張ることも
 
まとめることも
 
決めることも
 
責任をとることも
 
 
もしかしたら、これら全てがリーダー像として求められているとしたら、昨今の「管理職にはなりたくない」という声もまた納得できるところ。
 
その中で私自身がマネージャー職として感じているのが、リーダーはまず
 
『安心して声が出せる場をつくること』
 
なんじゃないかなと思っています。
 
 
「導く人」である前に、『共にいる人』としての姿勢を整えることが、リーダーに求められる本質的な役割なんじゃないかと。
 
 
 
人は、場の空気によって
 
「考えられること」
 
「話せること」
 
「行動に移せること」
 
が変わります。
 
↑ここ大事(笑) 
 

そしてその空気をつくるのが、リーダーの言葉遣いであったり、姿勢であったり、応答の仕方であったり。
 
つまり
 
存在の仕方なんじゃないかと。
 
たとえば
 
・失敗を責めず、学びに変える空気をつくれるか  
・意見の違いを否定せず、問いとして扱えるか  
・静かな人の声にも、耳を澄ませる余白を持てるか
 
これらによって、メンバーの
 
「主体性」
 
「関係性の質」
 
「チャレンジの温度」
 
が大きく変わってくるのを、毎日実感しています。
 
  
そう考えると
 
リーダーの「場づくり力」こそが、メンバーの力を引き出す鍵になると、私は信じています。
 
 
私がリーダー職になった頃、リーダーとしてどうしていくか考えるきっかけになったのが
 
「私はあなたが嫌いです」
 
「私はあなたと一緒に働きたくない」
 
そういった声でした。
 
ただ振り返ると、それがなければ今の自分がいないわけで、今はそのおかげでしかないと、感謝しています。
 
さて話しは変わりますが、
 
ある研修設計を担うチームのお話を聞かせていただきました。
 
初期段階では「早く成果を出さないと」と焦りが強く、発言も限られ、アイデアも表面的なものになりがちだったようです。
 
そこでリーダーは
 
「まず、安心して話せる場をつくることから始めよう」と方針を変えたそうです。  

・ミーティングの冒頭で「最近うれしかったこと」を共有  

・否定せずに「それもひとつの視点ですね」と受け止める  

・沈黙も意味のある時間として、急かさない
 
 
簡単そうですが、なかなかできないですよねー。
 
 
すると少しずつ

「実はこういうアイデアもあります」と隠れていた声が少しずつ出るようになり、ミスが起きても「ここで学ぶことは?」「これからできることは?」とチームで咀嚼する流れが育っていることに気づいたそうです。

最終的に「最近、何か安心して考えられるようになった気がしない?」という笑い声が聞こえてきたことを、リーダーは嬉しく感じたそうです。
 
そのリーダーは何か特別なことをしたわけではなく、「場の質」を考え整えただけとのこと。  

その場に育った信頼こそが、チームを動かす原動力になっていくような感じがして、とても胸が熱くなりました。
 
 
 
リーダーとしてやるべきことは

声を張って引っ張ることでも、すべてを決断することでもなく、  
「この場になら、声が出せる」「この人となら一緒にやっていきたい」と思える空気を育てることなんじゃないかと。
 
それは、「在り方」としてのリーダーシップ。  

決める力ではなく、聴き取る力。
 
仕切る力ではなく、整える力。  

その静かな実践は、毎日のほんの些細なことなんだと思います。
 
この時間をどう過ごすことが、それぞれのベクトルで、より多くの人の幸せを最大化させられるか。
 
ポジションが「リーダー」ってこともあれば、誰もが自分の人生のリーダーだし、役割りだけでなく気持ちとしてのリーダーであってもそれは十分な資質なんだとも思う。
 
そんなことを一緒に考えることのできる心を持ち続けていきたいなと、そんな気分の日曜日の昼下がりでした。
 
あー、ちょっと言葉にしてみたらサッパリしたー😆
 
↓コーチ加藤雄一

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鈴木玄
鈴木玄さんからコメント
投稿日 2025-07-21 18:11

時代により、場所により、場面により、理想とされるリーダー像は変わっていくのかもしれませんね。
個の時代と言われる風の時代の今、一人ひとりの個性を開花させていけるようなアプローチのできる者がリーダー足りうると、わたしは感じております。

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