スマルプグリンガン・サイピトゥ
10月
19日
このスマルプグリンガン・サイピトゥ、普通のガムランと何処が違うのかというと7音なのである。一般的に普及しているガムラン・ゴング・クビャールは5音で、この7音から1,2,3,5,6番目の音をとって作られるスリシールという音階なのである。また、影絵芝居で使われるグンデル・ワヤンはスレンドロという音階で、この7音から1,3,4,5,7の音をとって作ることができる。
であるからして、普通はひとつの曲の中では、最後まで同じスケールを使って演奏するが、このスマルプグリンガン・サイピトゥを使えれば、1曲のなかで、いろいろスケールを変えることができるのである。まあ、西洋音楽的に簡単にいえば、曲の途中で転調ができるのである。そのため憶えることは大変だが、一度憶えてしまうと、とても気持ちよく、嵌ってしまう。
この楽器を見ていただくと、台の下の両脇に壷らしきものが3個ずつ付いているのがわかりますか? そうです。わざわざ、クルンクン地方のガムランの楽器で見られるこの壷のデザインで台をつくってもらったのです。日本で、この形のガムランを持っているのは私だけです。
たぶん...
投稿日 2010-10-20 00:31
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2010-10-21 07:11
ワオ!と言っているユーザー