相手を理解する
8月
16日
アルフレッド・アドラーが
「人の悩みのすべては人間関係に起因する」
と言っている通り
人間関係で悩んだことがない人は
おそらくいないと思います。
人の価値観や考え方は
十人十色ですから
相手の考え方や言動に対して
違和感を感じたとしても
それはきわめて自然なことです。
あいつはわかってない
考え方がちょっと偏っている
などと思ったりします。
そしておそらく
相手も同じことを思っています。
相手に
違和感を感じるのは
何が原因なのでしょうか。
それは
相手を理解できていないから
につきます。
価値観や考え方が違っていても
お互いにそのことを認識していれば
関係性が悪化することはありません。
「ああそういう考え方なんだね」
と認識すればよいだけです。
腹を立てても仕方がないのです。
相手とあなたは違うのですから。
人間関係の問題を
解決するための手段は
「相手を理解し、受け入れること」
これだけです。
相手に自分を
理解してもらおうとしなくても構いません。
相手のことはコントロールできません。
自分が相手を理解し
「そうなんだ」と共感するだけ。
これだけで
相手の心は
穏やかになります。
相手が
大切にしたいと思っていること
どんなときにどんな感情になるのか
それは対話によって理解できます。
相手を理解できると
相手は安心し
あなたに親近感を持つようになります。
これをラポールといいます。
対話をすることで
相手の話をよく聞いて共感する。
これは
思っている以上に強力な手段です。