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安部首相の米国両議員演説

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安部首相の米国両議員演説



つい先ほど安部総理大臣による
米国上・下院両議員出席議場での演説生中継をTVジャパンで視聴。

日本の総理大臣としては初めての両議員議場での演説とのことで
45分間ほどのそれは堂々たる立派なものでした。

カリフォルニアの未亡人のお宅にお世話となって
留学生活をしたことにも触れたとき、

流暢な英語を話せる理由が初めて分かりました。

もちろん日本アクセントはあるのですが
私には流暢過ぎて聞き取れない言葉が時にあるほど。

演説の組み立ても、内容も
完全と言っていいほどアメリカナイズされたものです。

冒頭では日米関係に尽力してきた駐日米国大使らの名を挙げ
会場で安部夫人の隣に座している現職のケネディ大使を称えました。

前日にオバマさんと訪れた記念碑で哀悼したことについては
その大戦で多数の米兵が犠牲となった真珠湾やフィリピンのバターン半島などの戦場に言及。

「歴史とは実に取り返しのつかない、苛烈(かれつ)なものだ。
私は深い悔悟を胸に黙禱(もくとう)を捧げた」

「日本国と、日本国民を代表し、
先の戦争に斃(たお)れた米国の人々の魂に深い一礼を捧げる」

これらの事を安部さんが一節話す毎に
会場は総立ちとなっての拍手が沸き起こっていました。

儀礼上の返礼として見受けられる場合もありましたが、
心底から拍手して支持していると見られる場面も幾度もありました。

日本が最も暗い夜となった3.11の大震災の際には
大勢の海兵隊が救助活動に参加してくれて

「トモダチ」となってくれたと言及した場面など。

それは安部さんが高校時代に聞いた歌詞から
勇気付けられたといった個人的な体験を披露しながらのものでもありました。

米国がもつ自由や自立、
地位や立場に寄らずに良いアイデアを採用して発展しようとする価値観…

米国が世界に与え最も貢献して来たものは希望であり、
日米の同盟関係を「希望の同盟」と呼ぼう、と言って締めくくられました。

米国人が聞いて喜ぶ、米国人の視点に立った、
その琴線に触れる演説だったと言えるでしょう。


#政治 #歴史 #環境 #社会 #経済

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