長崎
11月
29日
奈良から長崎へ移動。
新幹線と特急を乗り継いで6時間の旅。
必ずや訪問せねばならない街の一つであり
十数年来の夢がこの日かなったことになる。
長崎に特別な思い入れがある理由はおそらく、
①キリスト教受容と迫害の地
戦国時代、鉄砲と共に入ってきたキリスト教は九州で成果をあげ、
3名もキリシタン大名を排出。長崎も宣教の基地となる。
しかしやがて秀吉の九州征伐を境に雲行きは急変して
宣教師の追放や禁教令が発令される。
1597年、各地で捕縛されたキリシタン26名が
磔にされて虐殺されたのは長崎駅のすぐ近く。
②外国貿易の窓口
戦国時代、長崎が 南蛮貿易の主要な交易港となり
江戸時代には出島が設けられ
世界の動静と産物はオランダを通じて日本にもたらされることになった。
③進取新鋭の精神
鎖国が解かれた最初の街の一つが長崎だった。
1859年、幕府と主要な欧州国家との間に通商条約が結ばれて、
横浜、札幌とともにいち早く開港する。
以来、外来ものが怒涛のように長崎を通じて日本に流通する。
ここに目を付けた坂本龍馬は長崎を拠点に維新回転のプロジェクトを進めて行く。