Jubilee Reach Center
6月
8日
http://www.jubileereach.org/
ここはコミュニティの再生、保護、発展のために尽くしている非営利団体です。
特に人に対するケアが充実していて、ここまでやるの? といった驚くほどのレベルです。
たとえば子供のためには、共働きの両親のための預け保育、学校前や後の児童ケア、宿題の手伝い等。
移民のための英語やPCの教室、職業訓練、ホームレスのための援助や災害被害や失業中の家庭のための家具などの配給などなど。
近く日本人のための図書館もこの敷地に建設される話もあるようです。
これらほとんどの働きは、地域のボランティアが支えています。
Jubileeとは、旧約聖書にある「ヨベルの年」の教えです。
イスラエルでは50年毎に巡って来たこの年に、全ての負債が帳消しとなり、没落して奴隷となった人も解放されて我が家に帰れました。
その開放を告げる合図のために、ラッパを長く吹き鳴らしました。
イスラエルの国中にそのラッパの音が鳴り渡ると、経済破綻者も、債権者もともにリセットされたのです。
それは、彼らに土地の真の所有者、富の真の供給者は誰かを教えるものでした。
どれだけ人が富を所有していたとしても、いや違う、それは富を管理しているだけで所有はしていない。
真の所有者なる神に返すときなのです。
単に貧者救済や偏った富を是正する公平化制度ではありません。
もしそれが人為的になされたのなら共産主義というもので、有産階級が黙っているわけありません。
これは命の創造者にて保持者、富の供給者にて所有者なる唯一の神に対する信仰から実現された行為です。
たとい不幸にも、身を投げるほどの経済的破局に陥ったとしても、その人の価値がそれにより計られるわけではない。
貧しい人も、富める人も、等しく神の前に愛されている神の子供だと聖書は教えます。
その聖書の教えを実践する一つがヨベルの開放だと言うわけです。
イスラエルではかつて50年毎に、この聖書の基本概念を教える大胆な経済政策が採用されていました。
現在のヨベル、神の計り知れない恵みをこの団体は地域に伝え続けています。
以下は旧約聖書にあるヨベルの年の教えの箇所です。
「8 あなたは、安息の年を七たび、つまり、七年の七倍を数える。安息の年の七たびは四十九年である。
9 あなたはその第七月の十日に角笛を鳴り響かせなければならない。贖罪の日に、あなたがたの全土に角笛を鳴り響かせなければならない。
10 あなたがたは第五十年目を聖別し、国中のすべての住民に解放を宣言する。これはあなたがたのヨベルの年である。あなたがたはそれぞれ自分の所有地に帰り、それぞれ自分の家族のもとに帰らなければならない。
11 この第五十年目は、あなたがたのヨベルの年である。種を蒔いてはならないし、落ち穂から生えたものを刈り入れてもならない。また手入れをしなかったぶどうの木の実を集めてはならない。
12 これはヨベルの年であって、あなたがたには聖である。あなたがたは畑の収穫物を食べなければならない。
13 このヨベルの年には、あなたがたは、それぞれ自分の所有地に帰らなければならない。
14 もし、あなたがたが、隣人に土地を売るとか、隣人から買うとかするときは、互いに害を与えないようにしなさい。
15 ヨベルの後の年数にしたがって、あなたの隣人から買い、収穫年数にしたがって、相手もあなたに売らなければならない。
16 年数が多ければ、それに応じて、あなたはその買い値を増し、年数が少なければ、それに応じて、その買い値を減らさなければならない。彼があなたに売るのは収穫の回数だからである。
17 あなたがたは互いに害を与えてはならない。あなたの神を恐れなさい。わたしはあなたがたの神、主である。 (レビ記 25:8-17)
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