家庭内暴力、また人間関係の中での虐待にはサイクルがあります。
サイクルは三つの段階に分かれます。
そのサイクルの長さや特徴は様々です。あるケースは、五年、十年という長い期間の内に徐々に相手を虐待し洗脳していきます。あるケースは、展開が早く、一から三まであっという間に二、三日で起きたり、週単位、または月単位、半年サイクルなどといろいろです。
また、ある段階が長く続き、次の段階が短いなど、様々です。
では、見て行きましょう。
第一段階
テンションライジング期
緊張感が高まっていきます。あなたは、おどおどし、いつも相手を怒らせないようにと気を付けるようになります。相手があなたを脅したり、威嚇するようになます。恐れや罪悪感に苦しみます。相手が、いつ何時何をするか予測が付きません。
第二段階
暴力期
実際の虐待が起きる。暴力を振るわれる。精神的、肉体的、性的、経済的な虐待がされる。この時点では、逃げることが困難です。
第三段階
ハニムーン期
虐待者が誤って来る。罪滅ぼしのような行動をする。被害者のあなたに虐待したのはあなたのここが悪かったからだよ、なんていうことを言う場合もある。虐待したことを否定し、無視する。あなたに物を買ってきたり、優しくする。
このサイクルは、何回も何回も繰り返します。そして、繰り返すごとにエスカレートしていきます。虐待は暴力期にはもっとひどくなります。
一番危険なのはは、ハニムーン期です。それは、被害者がもう一度やり直してみようと思うからです。普段から、嫌な怖い相手が優しくなるのですから、その少しの優しさが、普通の人に比べて大きく感じてしまうのです。
(ストックホルム症候群を思い出してください!!)
ハニムーン期には、ぜひ、荷物をまとめて出て行ってください。
携帯の番号や全て変えてください。
信頼できる友達と逃げる計画をハニムーン期までに作ってください。
あなたにはもっと素晴らしい人生が待っています。暴力を振るわれ、威嚇され恐れの中で辱められるようにあなたは、造られていません。
以上、
このサイクルの心当たりがあったら、ぜひお近くの専門家にご相談ください。
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