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投稿日 2018-10-10 07:30
ツナ缶レビュー zu-mix3.0
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長井ずみ
創業85年の老舗が紡ぐ伝説のツナ缶 由比缶詰所のフラッグシップ、「炙りビントロ」。ツナ缶ブログの愛読者には説明不要のレジェンドだが、改めて一から解説する。 「入手性を無視して、長井さんが最高と思うツナ缶は何ですか?」への答え。 ビンナガの身を炙り、それを一つ一つ剥がし詰め、オリーブオイルに漬けたツナ缶。 そのグレードはツナ缶ブログの5.0点評価を覆す6.0点。炙ったビンナガの身を崩さずにはがして詰める職人技は、缶詰会社の求めた最高のツナ缶といえる。2013との相違点で、2016年からモンマルシェが1296円のツナ缶を出し始めたが、「かたまりのまま詰める技術」と「炙ったビンナガの身を崩さずにはが...
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投稿日 2018-06-18 06:57
ツナ缶レビュー zu-mix3.0
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長井ずみ
"赤缶の調味料はそのまま、お魚はさっぱり味のキハダマグロです。"(2019.7追記:2019夏季から正式パッケージのキハダマグロ油漬フレーク(インスタ)に昇格。中身は同じだが、見た目と価格が変更された(白缶→印刷缶、100円→130円)。本記事掲載内容は2018.6のキハダマグロ油漬フレークが白缶だったころの解説である) 徹底的なコストダウンで驚異のスペックを実現したツナ缶 ツナ缶の、そして自社ブランド缶の歴史が長い三洋食品。伝統を守りながらも2017末~2018上半期は立て続けに新製品を輩出しており、 ・デュカ&ギー、バジル、トンナート ・(本記事)プリンス きはだまぐろ缶 ・リエッツナシリ...
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投稿日 2018-06-01 22:39
ツナ缶レビュー zu-mix3.0
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長井ずみ
忙しい人向け要約・137kcal/缶でとってもヘルシー・味は筆者が徹底的にチューニング・最低ロットを複数人で割って作った。作家ごとに異なる見た目のバージョンあり・液汁は切らずに食べてほしい・そのまま食べるのは勿論、おかゆやお茶漬けに混ぜるとよりツナ缶の奥深さが見えてくる※本記事はツナ缶ブログ屈指の長い記事(2500文字)となった。フルバージョンを同人誌で発表しようと思ってるのにこれだけ長くなってしまった……腰を据えてゆっくり読んでいただくことをおすすめする。感情的な文言が多いのは許してほしい。☆同人ツナ缶(No.2)の概要 世界初の同人ツナ缶(No.1 レビューNo.100)からまもなく2年。...
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投稿日 2018-04-11 08:00
ツナ缶レビュー zu-mix3.0
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長井ずみ
“ パスタや炊き込みご飯に使っても、そのまま食べておつまみにしても最適です。 つな兄弟の兄。”伊豆川飼料 とろつなきはだまぐろ油漬けスライス・高級品飼料会社のツナ缶 伊豆川飼料は、静岡で魚を原材料とした飼料・肥料を製造する会社だ。飼料というといまいちピンとこないかもしれないが、ツナ缶の原材料からハネられたまぐろ・かつおの破片(頭や尾を含む、ツナ缶にしなかった部位ほぼすべて。=加工残渣)を缶詰会社から購入して、骨ごと細かく砕いて、農作物の肥料に作り替えている……という感じになる。 ツナ缶ではおよそ魚体の60%がツナ缶になるのだが、残りの40%は食べられない。余すことなく再利用して、環境負荷を減ら...
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投稿日 2017-11-24 00:53
ツナ缶レビュー zu-mix3.0
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長井ずみ
三洋食品 プリンス(Prince)印・トンナートソース風ツナフレークまぐろ味付けフレーク・プロトタイプ! 焼津水産高校すぐ近くに立地する、三洋食品。 11月に取材へ赴いたのだが、担当者Y氏からお土産として試作品のサンプルをいただいた。11月下旬プレ発売開始する品で、レビューを公開しても構わないという...
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投稿日 2017-11-15 18:09
ツナ缶レビュー zu-mix3.0
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長井ずみ
“日本一の一本釣りカツオ船団の町「黒潮町」の一本釣りカツオと、日本一の生姜の産地「四万十町」の生姜をじっくりコトコト甘辛醤油の出汁で煮込みました。” 黒潮町缶詰製作所 カツオの和だし生姜煮こごり風 かつお生姜煮ソリッド・高級品☆コメント 高知の果て、黒潮町で第三セクター方式の運営をおこなっているベンチャー缶詰会社、黒潮町缶詰製作所。非常食のローリングストックに普段使いできるおいしさを求め、「日」常食を掲げた。これもツナ缶をそのまま和食のおかずにしたような製品だ。 ツナ缶ブログでは以前「黒潮町のごろっとカツオ(No.85)」を取り上げ、製品と記事の両方で高い反響があったが、今回有難い機...
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投稿日 2017-07-29 20:53
ツナ缶レビュー zu-mix3.0
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長井ずみ
“一本釣りのカツオをオリーブオイルとキャノーラオイルをブレンドしたオリジナルオイルで仕上げました。使用している黒潮町産の天日塩がカツオの旨味を引き出しています。” 黒潮町缶詰製作所 黒潮オイルのごろっとカツオ かつお油漬けソリッド・高級品☆コメント 高知県の果て、土佐入野の近くにある缶詰会社「黒潮町缶詰製作所」。2014年に設立されたばかりのベンチャーで、黒潮町の名を冠していることからもわかるように第三セクター方式での経営を行っている。公式HPの会社概要で触れられているが、ロゴマークの34m旗は、黒潮町の南海トラフ地震津波予想高が34.4m(全国一)という点をルーツにしている。僻地の小さい...
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投稿日 2016-11-09 17:54
ツナ缶レビュー zu-mix3.0
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長井ずみ
“80g缶の5倍のボリュームのお徳用サイズ。新鮮なまぐろがたっぷり。大家族のお宅や、ペット関連の専門家の方にもおススメします。” 三洋食品 たまの伝説 まぐろ ファミリー缶 猫用栄養補完食・普及品☆コメント 【ツナ缶ブログの特殊記事である。よい子は猫缶を食べてはいけない】 三洋食品がイエネコ向けに販売している国産猫缶「たまの伝説シリーズ」。決して人間向けではない。 ツナ缶で喩えるならシーチキンLフレークのような国産普及品のような位置づけで、輸入猫缶の各社とくらべグレードはそれなりに高い。衛生基準や製法は人間用のツナ缶と同じであるため、猫はもちろん人間が誤飲しても健康上なんら問題はない。 筆...
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投稿日 2016-11-03 08:36
ツナ缶レビュー zu-mix3.0
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長井ずみ
はごろもフーズ シーチキンLフレーク (OKTロット) 普及品☆コメント 【ツナ缶ブログの特殊記事である。昨今報道のあった異物混入の解説を多く含むため、食事中や空腹の読者には注意して読んでいただきたい。また、11月1日の2012年製ツナ缶にあった羽虫混入に関しては解説していない】 ※シーチキンLフレークの記事はこれで3つめなので、缶詰に関する真面目な詳説は古い方の記事を、 熟成を進めたOKTロットに関する情報はクリスマスの記事を参照されたい。~ 2016年10月27日、缶詰業界に大きな衝撃が起こった。 2年弱ほど前に製造したシーチキンLフレークに、虫の異物が混入していたことが明らかになっ...
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投稿日 2016-10-11 10:07
ツナ缶レビュー zu-mix3.0
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長井ずみ
“日本で水揚げされた一本釣り夏びん長マグロ。マグロ一尾の約1%の希少部位のトロを使用。 1尾で1缶しか製造できない、とても貴重なツナ缶。” モンマルシェ オーシャンプリンセス 鮪とろ びんながまぐろオリーブオイル漬けスライス・最高級品(2018.12追記:もっと高い5400円ツナ缶がモンマルシェから出ました。「モンマルシェ オーシャンプリンセス 鮪とろ【ブラックレーベル】」 。https://jp.bloguru.com/zumix/336936/5 こちらもあわせてお読みください)☆コメント 高いツナ缶を作り続けているモンマルシェが、ついにびんながまぐろのとろ肉缶をリリースした。濃い...