進水式で、数十年モノの古酒を掛ける忠さん。現代風にアレンジされたものではなく、本当に手漕ぎの時代のサバニである。 全てが軽やかで、荒々しさがない。 乗り手はサバニと戦わない。ニヌハ3の本当の性能を知る領域まで達するためには、まだまだ学ぶ技が山積しているが、ニヌハ3が何者かは見えてきた。 これほどサバニを学んできたというのに、今まで経験してきたサバニとは、全く別のジャンルのものがここにある。 僕はすばらしいサバニ大工の作品に出会い、確かに驚いている。 しかし、その驚きは、自分の選択したテーマの奥深さを見せ付けられたような気分だ。 まだまだ、多くのドラマがこの先にあるに違いない。かつて、アフリカのキリマンジャロに登り、それが世界の7thミッションのひとつであることから、僕はとんでもない勘違いをしてしまった。 「地球が狭いぜ」「世界が俺の庭さ」と。 この思いは、1年後にヒマラヤを経験して叩き潰されることになる。 どんなに登っても、周囲には自分の位置より高い山がごろごろしている。 キリマンジャロクラスの山は、無数にあったのだ。今の感覚は、その時のものに似ているが、無数にあるものの一つではなく、何か絶対に信頼できる唯一のものを見たような気がしている。 歴史に閉ざされた道を探り、運命的に選択したこの道こそが、王道のような気がしている。 錯覚だってかまわない。 僕は、この道をさらに進もうと思う。 これまで作りたかった、昔の形のサバニを作り、日に日に健康を取り戻してきたおじいの目にも涙が浮かんでいた。
ニヌハ3の進水式のため、久しぶりの伊江島。 あまりに美しいニヌハ3を見て、夜は下門おじいのお宅で大宴会になってしまったのだ。 https://www.grant.co.jp/fun/ninufa3/IMGP1357.WAV → こちらから
どなたかいらっしゃいますかぁ〜? ・・・ではなく、「PROOF」のモヒート3連発。 モヒート、グレープモヒート、ピーチモヒート。 モヒートだけで盛り上がれる。 本当に美味しいものには人が集まってしまう。 飲食業の基本だな。議題はいつのまにか、われらの会議室「Shot Bar The Argo」の改革についてだ。
「なに眠たいことゆうてまんのや」 「動かんでどないする気でっか?ばらばらにして、大阪湾にほうりこんだろか!」 「しゃーないのぉ。内臓売ってきてもらいまひょか」・・・と、脅してもだめか。。。 ささ、修理修理っと^_^;
仕事中に胃痛が酷くなった。 仕事終了後、なんとか家までたどり着いた。 H2ブロッカーは、既に2錠。もう使えない。胃痛でも腹が減る。 だが、外に出る気分ではない。 それで、ピザ。いや、以外に元気なのかも・・・。
命の危険はいつもある。 特別なことではない。 午前中に歩いたはずの道は、午後には消えている事もある。台風のような危険は、避ければいい。 しかし、半年も続く冬の寒さは避けることができない。耐えて時期を待つのみ。ビジネスの危機も同じ。 当然、不要な戦いは避ける。 しかし、機が熟すのをひたすら待つケースもある。 どちらにしても、重要なことは、「パニックにならない」「ヒステリックな対応をしない」事だ。 大自然を相手に命を落とすことは恥ではないが、たかが仕事でヒステリックになる事は恥だ。それを学ぶのは、冒険の旅に出かけるのがいい。 自分の器の大きさが見えてくる。