・・・というわけで、なんと僕の質問時間だけで20分を費やしたわけですが、2次会でも前出の民主党 森山浩之衆議院議員、自民党 竹本直一衆議院議員と、大阪維新の会 小林ゆうじ大阪府議会議員と盛り上がった。 小林議員はアスリートでもあり、今後もスポーツと政治で盛り上がる事は間違いなし! それにしても、英語をなんとかせにゃ恥じゃのう。。。 写真は、小林議員と。
この夏、2030年の原発依存度をどのようにするかといういわゆる「国民的議論」のなかでは、「ゼロシナリオ」「15 シナリオ」「 20-25 シナリオ」が用意された。 実はこのシナリオの中の原子力のコストには、今後行われる賠償コストや、追加安全対策費、事故リスクへの積み立て、増加する政策経費は含まれていない。 つまり、原子力が圧倒的に有利な数字が示されたにもかかわらず、国民の過半数がゼロシナリオを支持した。 それに対して民主党は、「2030年代に原発稼働ゼロを可能とするよう、あらゆる政策資源を投入する」事を目標とした提言をまとめた。 2030年がいきなり2039年に変化した。 そして、原発ゼロ稼働は、「原発ゼロを可能とするように努力はするが、もし原発ゼロが可能だとしても、止めるとは言っていない」に変化した。 筋が通るどころか、ふにゃふにゃである。 民主党は2009年に国民の期待を集め、308議席を獲得した党である。 与党になるといったい何がおこって、こんなにふにゃふにゃになるのか? 昨日、民主党 森山浩之衆議院議員と、自民党 竹本直一衆議院議員に、与党になった瞬間に何が起きるのかを聞いてみた。 http://www.ustream.tv/recorded/25313453 1時間13分あたりから、僕が質問しています。
今日、国会議員さんたちが参加されるセミナーに参加する。 僕は民主党の議員に聞いてみたい。 議員になるような人たちのほとんどは、優秀で理想を持ってこの仕事を選んでいる。 2009年、民主党が308議席を獲得した時点でも、一部のばら撒き目玉政策を除いて、国民は大きく期待していた。 与党になった瞬間に、何があったのだ? 人を狂わすほど魅力的なものが、そこにはあるのですか?
日本の国際競争力が、10位まで落ちたそうだ。 多くはGDP比最下位という政府債務残高が問題なのだが、国内原発の運転停止措置を踏まえ、「電力供給」が前年の17位から36位に大幅に下がったという評価もある。 しかしね、考えても見てよ。 関西電力管内だって、大飯原発を再稼働せずとも充分な電力が賄えたじゃないの。 http://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/cmsfiles/contents/0000159/159434/19.sanko2-1a.pdf 僕の予想すら大きく外れて、原子力が動かなくても、日本のエネルギー供給体制は盤石だったことを数値が示した。 36位だ? ふざけるなって! この夏、ただの一度でも計画停電があったか? どこぞの停電している国より下に見られる筋合いはない。 雰囲気だけで数値を作られては困るね。 ただし、エネルギーコストの話はこれまでも記述している通り、一旦原子力に手を染めた以上、動かしても動かさなくても今後のコストは上昇する。 これは認める。 さて、日本は再生可能エネルギーシフトをしていくわけだが、その間にやれることはすべてやらなければならない。 尖閣周辺の原油埋蔵量が1000億バレルという嘘っぱちはともかく、可採埋蔵量は32.6億バーレルはすぐに調査した方がいい。 魔法のエネルギー原子力で、結果として大きな負債を抱える事になった日本ではあるが、もう一度魔法を使うチャンスはある。
本日も大阪府市統合本部エネルギー戦略会議に行ってきました。 今日のテーマは経済界から見た原子力。 一般的に経済団体からは「原子力を動かさなければ、経済は崩壊する」といった話が出る。 僕自身も、原子力の稼働率を高める事により、日本の経済力を高めるとともに温暖化抑制になると信じて発言してきた。 しかしどうだ? 電力会社の決算書を見ればわかるとおり、問題を先送りして安い電力が演出されていたことを目の当たりにした最近である。 今年の夏の国民的議論も、「原子力は安い」という前提で話が進み、多くの経済団体は原発利用推進の立場をとる。もっともな話だ。 しかし、実際には安くはない。 我々が原子力を利用しようがしまいが、これまでのツケは電気代で精算する事はになるのは確実だ。 経済界を含め、最終的に事実関係が理解された時点では、原子力を継続利用しようという考えが、かなりの少数派になる事は間違いない。 原子力を使用しなかった沖縄電力は、少しだけ高い電気代になってはいるが、そのかわり将来へのツケもない。 今となっては羨ましいよ。 それにしても、温暖化対策も考えないと。。。
グラントの分譲マンション総会用のクラウド型電子投票サービスにアンケート機能を搭載しました。 特許出現中! http://www.e-tohyo.com/news/NewsRelease_20120830.pdf
本日の大阪府市エネルギー戦略会議は、大阪府庁本館で行われた。 先月、山口県知事選を戦った、飯田哲也氏も本日から戻られ出席される。 ここの所、原発のコスト分析が話題となっている。 2030年脱原発の方向で実際に動いた場合、どのようなコストが発生し、それをだれが負担するか等かなり具体性のある内容だ。 ある意味、ここは政府よりも政府らしい。 これまでも、単純に原発が動かなければ、電力会社の破たんが確実であることは伝えてきた。 ゼロシナリオ実行時の一時的コストと、継続的コスト。 それを決算書から読み取る方法での算出や、原子力安全強化後のランニングコストを含めた算出など、あらゆる想定から現実を予想する。 全ては僕も想定できる内容であるが、実際に数字を集める事ができる立場と能力のある人たちの話は面白すぎる。 あっ、そうそう。 どんなシナリオを選択しても、普通にやれば電気代は2割以上上昇するよ。 その説明は資料を交えて後日。 本日の僕の独り言。 「バリバリ夕張、夕張炭鉱再開しよう!」
NHKスペシャル フローズンプラネット を見た人いるかな? 今の日本がそうであるように、世界各国が将来の問題よりも目先の問題を優先している。 もう地球温暖化による大きな影響は避けられないと考えている。 現在、日本では2030年までに原子力をいかにゼロにするか、いわゆるゼロシナリオに対して議論がなされ、再生可能エネルギーの比率を上げようと努力が始められている。 しかし、地球規模で見た場合、多くの研究者は既に地球の気候変動の危機は避けられないと考えている。 (世界における日本の温暖化ガス排出比率は4%未満) 日経サイエンス10月号には、国際熱核融合炉ITER(イーター)の悪戦苦闘に関する記事が載っている。 世界が大金を投じ何十年もかけて研究しているのには意味がある。 D (2H)+ T(3H) → 4He + n (14MeV) 水素などの軽い原子核が融合しヘリウムになる。 その際に合計質量がわずかに失われる。 その質量が莫大なエネルギーとなる。 錬金術のように不可思議で、あまりにも美しいエネルギー研究の究極目標である。 仮に2026年までにITERが稼働できたとしても、それは商業利用ができるという事ではない。瓶詰の太陽を実現する計画は、これからも過酷な課題が山積みだ。 さて、日本のエネルギー戦略は、軽水炉の停止と核燃料再処理・高速増殖炉の即時撤退に向かっている。 再処理に関してはそれも妥当であろうが、高速増殖炉などの基礎研究も行えない国になる事には疑問がる。 また、このままでは国際熱核融合炉ITER研究からの撤退も言い出しかねない。 日本は先端技術力の国である。その国が、基礎技術研究を重要視しない方向へ向かってしまうのだろうか? これからの日本の方向性を決めるかもしれない、大阪府市統合本部・エネルギー戦略会議の動向には、これからも注目し、なおかつ発言できる立場を目指す。 次回は8/29!