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不良のアウトドア

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  • ハッシュタグ「#車」の検索結果121件

共犯者911

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共犯者911
ある朝、M6にキャンプ道具を積み込み、琵琶湖の北端へ向かっていた。
途中、名神高速の工事を避けて、京滋バイパスを東へ進む。
400馬力にセットしたV10エンジンは、さほど吠えることもなく、一般車両+αの速度で巡航していた。
名神高速に再び合流する瀬田東JCTを通過したところで、ヘリテレ無線を受信した。
これは、警察のヘリコプターから監視されていることを意味する。
その直後、背後から幾筋もの青白い閃光を浴びる。
ミラーに映ったのは数台のポルシェ。
HIDのヘッドライトから強烈な光を放っていたのだ。
その瞬間3車線の左右から、まずは3〜4台の911が圧倒的な差速度で通過する。
その後ろにも、何台ものポルシェを従えているようだ。
ヘリテレ無線を受信した理由がわかった。
ヘリはこのグループを監視し、地上班へ無線連絡しているのだ。
しかし、この速度では地上班が間に合うとは限らない。
気がついた時には、僕の指はMボタンを押していた。
Mボタンに触れた瞬間、M6のV10エンジンは507馬力に豹変し、ハード・ダンパーが選択される。
SMGのシフトスピードは最速、DSCなどの車体制御プログラムの介入は最小限になるようにプリセットしてあるのだ。
既に速度は、彼らの流れに同調させた。
一般車両を巧みにかわしながら超高速を維持する彼らの姿を眺めながら、車の性能と腕前を拝見する。
どうやら、このグループはこのような走り方に慣れているか、サーキット走行を経験しているチームのようだ。
over 250km/hを全く恐れていない。
しかも、無理をしている様子はない。
着実に判断をしながら超高速走行を楽しんでいるようだ。

僕はグループの妨害をしないよう、先頭集団の最後尾に入らせてもらう。
途中、車線の選択などで前方に入り込んでしまう事もあったが、極力後方を走行する。
とはいえ、さすがはレーシング・サラブレッド達。
追従するにしても、その速度は尋常ではない。
僕はパドルシフトが忙しくて、一般車両に道を塞がれた時にしかカメラを回わすことができない。
一台一台の車種を特定する余裕はないが、この速度域では相手がターボやGT2でない限り、加速で見失うことはないだろう。
実際に、スロットルにはまだ余裕があるが、プレッシャーを与えないだけの車間距離を残す。
高速道路とはいえ、サーキット走行ではないので、コーナリングでは充分な安全マージンを考えているが、それでも置いて行かれる事はないようだ。
しかし、この速度をどこまで維持するつもりなのだろうか?

彦根ICでは、ヘリからの要請を受けた地上班(交通機動隊)がようやく待ち構えていた。
瞬時に全員が速度を落とす。
PCは先頭集団最後尾の僕のM6の後ろに付く。
北陸自動車道手前で、一般車両を挟ませてPCの足を止めながら、北陸自動車道へ入る。
どうやら、ポルシェ軍団もこの道を選択したらしい。
後方グループとの合流待ちでスロー走行する彼等の先頭までゆっくりとM6を進める。
その後は先ほどのお礼に、M6で一般車両の露払いをさせてもらう。
over 250km/hの走行でも、遅れてくる者などいない。

たっぷりとお金のかかったマシンを超高速で転がすアウトロー達。
いったい彼らは何者なのだろう?
高速道路の風圧を押して、ウィンドウ越しに一人のオーナーが話しかけてきた。
「コーナリングが速いですね」
「いやいや、負けますよ」
SAでの休憩に誘われ、少々迷ったが、やはり木之本IC下りなければいけない。
手を振る僕に、一台一台窓を下ろして手を振り返すドライバーズ・シートの人影は、以外にも年配者が多いように見受けられた。
またどこかでお会いしたい!
86.3kmのMボタン使用。
水温は110℃を指していた。
一般路をキャンプの集合場所へ向かおう。
「安全運転!」
声を出して、一度だけ唱えた。

これは、フィクションです
#バイク #ボート #車 #鉄道 #飛行機

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裸の美人

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裸の美人
SLEDのフレーム塗装が仕上がった。
昔タミヤのカラーでドイツ軍の戦車を仕上げた。
それより、少しだけ濃いジャーマン・グレイ。
もちろんつや消しのフィニッシュだ。

吊るしの車に興味はない。
それが、茨の道であっても。
さて、ここからは想像力の勝負だ。
#バイク #ボート #車 #鉄道 #飛行機

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HONDA?

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HONDA?
SLEDのレタリングの打ち合わせで、モトブルーズへ。
そこにあったのは、ホンダのモンキーかゴリラの改造車。
しかし、何かが変゚(∀) ゚ エッ?
これ、実は中国製のコピー物。
排気量は125ccなのだ。
コピーと言っても、寸法上は本物と何も違わない。
おそらく、ホンダが部品製造を依頼していた企業が、社名を変えてそのまま製造しているものだろう。
武川やキタコと言った国内のチューニングパーツもそのまま装着できてしまうのだ。
本当にここでオリンピックをやるのか?(´・∀・` )
#バイク #ボート #車 #鉄道 #飛行機

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縁側(えんがわ)

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縁側(えんがわ)
縁側で語らう現代のおやじ二人。
そんな雰囲気の画をGET。
このまま歳を重ねて隠居しても、同じようにバイクを眺めながら語らう事が出来れば、人生も捨てたもんじゃない。
一家に一台!
これからの縁側には、カスタム・マシンが必須だ。

ちなみにこのマシン、360というとてつもなくファットなタイヤを履いている。
(現在作成中の僕のSLEDは300 => これもかなりヤバい)
#バイク #ボート #車 #鉄道 #飛行機

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素材

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素材
【SLED】
当家の掟では、「吊るしの車に乗ってはいけない」
車は作るものであって、お店で売っているのは、単なる素材なのである。
知識がない、自信がない者はブランドに頼るか、あるいは世間の評価に耳を傾ければいい。
だが僕は、何がカッコイイかを自分で判断する。

流派はたくさんあろうが、僕は常に少数派を選ぶ。
さらにその中でも、イメージを追求すれば追求するほど、群衆の心理からは離れていく。
それを恐れない。
1000人に1人、強烈に同意あるいは崇拝するような者がいれば、それは明確な成功だ。

写真上は未塗装のフューエル・タンク。
写真下が完成例だ。
僕のイメージとは似ても似つかない。

大きな自由の為に、今日もがむしゃらに働こう!
#バイク #ボート #車 #鉄道 #飛行機

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SLED プロジェクト

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SLED プロジェクト
フロント、リア共にフェンダーを大幅にカットした。
塗装は、宇宙から帰還した船をイメージして考えている。
その宇宙船は、数々ドラマと激戦地をかいくぐって来た貨物船のイメージだ。
加工は細部までに及ぶ。
Big Bear Choppersの作品らしさを排除することにはなるが、何かを買うのではなく、何かを作る、イメージを具現化する事に意味があるのだ。

全体を見渡して、フロントフェンダーは、もっと軽快感を出そうと考えている。
幸い、チームのセンスと腕前は抜群のようだ。
SLEDプロジェクトは、もう後戻りすることはない。
#バイク #ボート #車 #鉄道 #飛行機

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SLEDの美学

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SLEDの美学
入荷の連絡が入ったタイミングは最悪だった。
しかし、有言実行は僕の基本。
誰も僕が立ち止まることを望んではいない。
きっと、。。。
ここに、プロジェクトの開始を宣言する。
昨年から温めていた、SLEDプロジェクトが動き始めたのだ。

モトブルーズの扉のガラス越し越しに、未塗装のSLEDが仮組みされているのを見た。
扉を開き中へと進むと、巨大なリアタイヤからフロントまで、息をするのを忘れるような造形が、流れるように続いている。
モーターサイクルは、人生やライフスタイルを表現するための芸術品。
跨るならば、自分の美学を追求したい。
今まで目にしてきたモーターサイクル達とは明らかに異なるオーラが、僕の鼓動を高鳴らせる。
塗装は? フェンダーのカットは?
いつの時も吊るしには跨らない。
幸い、小修正で自らのイメージを実現できそうだ。
#バイク #ボート #車 #鉄道 #飛行機

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Go for it!

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Go for it!
【Sled】
結局、日本で唯一Big Bear Choppersを扱う、神戸のモトブルーズに(電車で)たどり着いたのは、夕方だった。
この日本でも正規の手続きをすれば、この写真のようなチョッパーも「合法」なのだ。
1969Vetteの高額の修理代で、バイクどころではないのかな?・・・と思いながらチョッパーを眺める僕に、玉田社長が「Go for it! 」と言ったとか、言わないとか・・・(´∀`*)
#バイク #ボート #車 #鉄道 #飛行機

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Give me a break.

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Give me a break.
ROAD HOPPERを見た後のことだった。
堀江のブティックに、気の利いたカスタム・チョッパーがディスプレイしてあった。
仮にこのマシンが、ROAD HOPPERの横に並んだら・・・。
デザインもオリジナリティも負け。完全に負け。
やはり、妥協はいかん。
頑張るということは、欲しいものを手にすることであって、欲しいものに近いものを手にすることではない。

右のタイトルからも見ることができる「不良の系譜」に登場する1969Vetteの物語は、単に車の苦労話ではない。
10年以上の歳月、諦めない精神力、そして多額の投資の上に成り立っている。
その裏側は、もみくしゃにされ、涙を流しながら、このマシンの完成を夢見て耐え忍んだビジネスの歴史でもある。
僕はこのマシンを誇りに思い、社員の誰にでも自慢する。
それは、自分の成功を自慢しているのではなく、ここに集う誰もが、僕と同じことができると言うことを伝えたいがためだ。
もちろん、夢の形はいろいろある。
物が全てではないことは、百も二百も承知している。

さて、神戸のモトブルーズに12月には入荷するはずだったハイテク・チョッパー「SLED」に関する情報がまだ伝わってこない。
天気もいい。
僕は久しぶりに、GMのCreat EngineであるZZ572(9400cc)を搭載する1969Vetteを目覚めさせた。
もちろん、神戸へ向かうためだ。
阪神高速の制限速度は60km/hだが、右車線を走行する一般車両のスピードは100km/h付近だ。
僕も同じように、退屈なこの流れにマシンを委ねていた。
しかし、明らかに異端のスタイルをもつ、第3世代初期型のC3のボディと、アメ車というイメージにそぐわないレーシーなサウンドを奏でる僕のマシンに、ちょっかいを出すやからも多いのだ。
今日も現代のアメ車野郎が、後ろにぴったりと張り付いてきた。
路上での自己顕示欲の主張は、いかなる場合も卑劣なものだ。
現代の車を操るものは、その選択の優位性を試したくなるものなのだ。
僕はいまいましく思いながらも、一般車両の流れに従っていた。
チャンスは突然訪れる。
一般車両、緊急車両、自動取締りがクリアになる瞬間だ。
ギアは1つだけ落とす。
アクセルを踏む。
儀式はそれだけだ。
たった一秒前まで、古めかしい1969Vetteのテールを舐めていた者は、本物のレーシング・エンジンの加速を知る。
高速道路上で走るもの全ては、突如として線形となり、驚くほどの差速度で後ろに流れ去る。
このシチュエーションでは、現行のBMW M6も、現行CorvetteのスーパースポーツモデルであるZ06も追走できる加速ではないのだ。
ミラーの中のドライバーは、自分の理解を超えた存在を前にして目を見開き、自分の車がバックしているかのような錯覚を味わっている。
そう、僕は誰よりも卑劣な男なのだ。

しかし、今日はこれだけでは済まなかった。
シフトアップの為、クラッチとシフトレバーを電光石火の速さで操作した時のことだ。
エンジンの回転が、異常なまでに跳ね上がった。
エンジン回転数は、レブリミットの7000rpmを遥かに超え、10000rpmに達しているかもしれない。
もちろん、アクセルペダルは踏んでいない。
アクセルリンケージのどこかが、引っかかったのだ。
瞬時にアクセルペダルの裏側につま先を突っ込み、ペダルを引き戻すが、エンジン回転数は落ちる気配がない。
その間、3秒。
そこまで、そのアクションを試みた上で、キルスイッチを倒した。
エンジンは即座に停止したが、マシンはその直前の加速で200km/hを超えている。
惰性でマシンをコントロールしながら、左車線に移る。
追い越し車線上での停止は、命を失いかねないからだ。
もっと言えば、出来れば狭い2車線が続く阪神高速神戸線上での停止は避けたい。
1km先に湊川出口がある。
この速度ならば、何とか到達できそうだ。
しかし、エンジンを停止しているマシンは、パワーステアリングも、ブレーキ・ブースターも効かない。
どれほどの力でブレーキを踏めば止まれるか、どれほどの力でステアリングを操作すれば曲がれるかは未知数だ。
だが、一発勝負であってもそれを決めるしかない。
キルスイッチを再び起こし、ウインカーとブレーキランプだけを動作するようにしながら、出口の下り勾配を利用して一般路へ向かう。
意外にも、ブレーキ・ブースターを失った6potブレーキは、何とか使えそうなレベルだ。
そして、一般路手前の一時停止標識を微妙に無視しながら、安全な場所に停止することができた。

ボンネットを開けると、進化型のキャブレターであるSPEED DEMONのアクセル・リンケージが、ほぼ全開の位置で完全に引っかかっている。(写真上)
指の力ではなかなか戻らない。
時折り、気化したガソリンが陽炎を作っている。
爆発を警戒しながらも、何とか渾身の力を込めて戻す事ができた。

上野山君と連絡を取りながら、エンジンの熱が収まったところで、再始動を試みる。
バルブ・サージングはさせてしまっているだろうが、エンジン音に全く異常はないようだ。
これならば、フル・スロットルさえ踏まなければ安全に帰宅する事ができそうだ。
しかし、超高回転が影響してファンベルトを引きちぎってしまっていることを、このとき僕は気付いていなかった。
悔やんでも悔やみきれない。
この写真には、オルタネーターにベルトが掛かっていない様子が、わずかに写り込んでいる。
ベルトがなければ、ウォーター・ポンプも回らない。
500メートル先で、彼女は息絶えた。
緑色の汚物を撒き散らしながら。

上野山君にローダーで来てもらい、積み込み作業。
傾きかけた陽の光を浴びながら、機嫌を損ねた1969年生まれの彼女もまた淋しそうに見えた。
「不良の系譜」は、まだ終わらない。

----この物語は、フィクションです----


それにしても、平穏に終わる日が一日くらい有ってもいいんじゃないのか?
勘弁してくれよ。
【Vette】
#バイク #ボート #車 #鉄道 #飛行機

ワオ!と言っているユーザー

Road Hopper

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Road Hopper
リジット・フレームにクラシカルな74スプリンガー・フォークを装着した、ロードホッパーがやってきた。
試乗のために愛知県から運ばれてきた車両は3台。
試乗するのは僕を含めて2名だけだ。
2名の為にこの手間をかけるのは、少数のマニアのために車両を開発している株式会社PLOTの姿勢と、製品への自信が感じられる。
想像していた通り、1340ccの排気量を持つマシンとしては小柄で、非常に乗りやすい。
最も扱いにくいショベル・エンジンのモデルも、非常に乗りやすい。

かなり完成度は高く、ベース車両としては考えられる。
そうだね。
譲れないの部分もある。
この良くできた74スプリンガーをクロームで仕上げたい。
また、グースネックをもう少し強調して、フロント・フォークをあと、3°ほど寝かせたい。
これには、フレームの加工が必要だ。
シートも、これじゃぁいかん。
ペダル類は、変更が必要だ。
ただただ静かすぎるマフラーも、もう少しトキメキを感じる音色がほしいところだ。
購入ルートにも問題があるが、これはそのうち解決するだろう。

たったこれだけで、僕が乗ってもいいと思えるマシンに生まれ変わる。
さて、お仕事お仕事っと!
#バイク #ボート #車 #鉄道 #飛行機

ワオ!と言っているユーザー

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