神戸：ファルコンの散歩メモ

５日、＜バイデン＞米政権は２０３０年に米国で販売する新車の半数を電気自動車（ＥＶ）などの電動車にする目標を発表しています。世界的な「脱ガソリン車」の流れが進む中、米国は出遅れています。国内のＥＶ投資を加速させ、先行する中国などに対抗する構えです。

＜バイデン＞大統領が同日、関連する大統領令に署名します。電動車には（ＥＶ）のほか、プラグインハイブリッド車（ＰＨＶ）と燃料電池車（ＦＣＶ）が含まれます。ただ、通常のハイブリッド車（ＨＶ）は対象外とされました。

米自動車大手のゼネラル・モーターズ（ＧＭ）、フォード・モーター、米クライスラーを傘下に持つ欧米大手の「ステランティス」も、２０３０年までに米国での年間の電動車販売比率を４０～５０％とする目標を連名で発表しています。

欧州連合（ＥＵ）は７月、（ＰＨＶ）や（ＨＶ）を含む排ガスを出す車の新車販売を２０３５年に禁じる方針を打ち出しています。米国ではカリフォルニア州も禁止方針を示しており、連邦レベルでも同様の対応を求める声が出ていました。

＜バイデン＞政権は「米国での（ＥＶ）の市場シェアは中国の３分の１にすぎない」と、危機感をあらわにしています。