「神の言葉に生きるダイナミズム」
12月
21日
ホサナキリスト教会・日曜礼拝のメッセージアウトラインです。
「神の言葉に生きるダイナミズム」
ルカの福音書 2章1~7節
"そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストゥスから出た。
これは、キリニウスがシリアの総督であったときの、最初の住民登録であった。
人々はみな登録のために、それぞれ自分の町に帰って行った。
ヨセフも、ダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。
身重になっていた、いいなずけの妻マリアとともに登録するためであった。
ところが、彼らがそこにいる間に、マリアは月が満ちて、
男子の初子を産んだ。そして、その子を布にくるんで飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。"
(1) 「住民登録をせよ」
❶最高権力者アウグストゥスの勅令である。当時は2種類の住民登録があった。
これは、非征服民の財産を把握し、やがて摂取するためのもの。ユダヤ人には
これは、非征服民の財産を把握し、やがて摂取するためのもの。ユダヤ人には
屈辱的な帝国政策。
❷ヨセフの判断~身重になりつつあるマリアをナザレから連れ出すために、この政策を利用。Elizabeth訪問の3ヶ月を過ごし、衆目から逃れる良い口実となる。
(2) 「ご自分の民を、その罪から救う」メシア(マタイ1:21)
❶律法的に「正しい人」ヨセフ
罪から救われなくてはならないと言う自身の、そしてユダヤ民族の必要性を理解していく
アブラハムの子孫として、既に天国行きは約束された救いの民族であるとの社会通念の覆いの中で
❷神の意図を理解した時、この究極的な目的の前に、他の事は全て相対化された
ローマからの独立はどうでも良くなった。幼子を育てるために、念入りな作戦計画と実行が生涯を通じた中心軸となる。
(3) 「ナザレという町に行って住んだ」(マタイ2:23)
❶ナザレ北方数キロに位置したツィポリ~国主ヘロデ・アンティパスがBC. 4年頃に建設を開始。半円劇場や住宅地建設に大工ヨゼフの仕事が生かされる。
異邦人都市の建設にも協力できた自由主義思想の持ち主であったか。
異邦人都市の建設にも協力できた自由主義思想の持ち主であったか。
❷幼子イエスを育成するのが彼にとって最大の目的であった。
ユダヤコミュニティーや会堂制度、イデオロギーのためではなく、絶対に大切だったのは特定の人物であり、それ以外のものは霞んでいった。
ユダヤコミュニティーや会堂制度、イデオロギーのためではなく、絶対に大切だったのは特定の人物であり、それ以外のものは霞んでいった。
(結論)
❶ヨセフは、それまでの「正しい」生き方では対処できない宿題を背負わされた。
❷神の言葉に接し、何が絶対的な優先事項であるかの基準を得た時、他のものは全て相対化されて序列下位に落ち着いていった
❸教義や主義、組織や共同体ではなく、神はあなたにある個人を任せておられるのではないか。「わたしの子羊を飼いなさい」(ヨハネ21:15)









