今年の読書(18)『歌舞伎町セブン』誉田哲也(中央公論社)

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「姫川玲子」シリーズや「ジウ」シリーズなどの刑事もので人気が高い著者ですが、今回は歓楽街歌舞伎町を舞台に繰り広げられるノワール小説です。

歌舞伎町の商店街の会長が死体で発見され、原因は急性心不全。
事件性はないように見えたところから、歌舞伎町の裏社会が絡んで話しは進みます。

表題の「歌舞伎町セブン」とは、歌舞伎町全体を守る闇の自警団的な存在で、必要とあらば殺人をもいとわないという7人の存在を指しています。
<・・・こういう性質の街はいつの時代も、司法や警察では処理できない問題を抱える運命にある・・・>
正当性の是非は問われるところですが、現実的に歌舞伎町は「そうだろうなぁ」と想わせる雰囲気を持つ街だと思います。

一度足を洗ったア主人公のバーのマスターを中心に、暴力団組長、若手警察官、ルポライター等がそれぞれの境遇を抱えながらひと段落付けていますが、個性ある登場人物たちですので、これまたシリーズ化されそうな一冊です。
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エメラルド エメラルドさんからコメント
投稿日 2012-02-08 03:47
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7人の侍みたいな勧善懲悪物と行かない所が現代社会の複雑さですね。
ファルコン ファルコンさんからコメント
投稿日 2012-02-08 08:16
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都会ならではの物語ですね。
何が正義なのか、考えさせられる一冊でした。