《 恒例・民家園での捜し物?? 》
シモバシラ;
我が同年代人の幼少・・青年期頃、首都圏・住まい居た神奈川東部三浦半島。
比較的暖かな地域だが、其の地でも今の時期には朝方は0℃以下になったものである。
今、住まい居る厚木飛行場近くでもここ数日の朝には薄氷が張っているのだが。。。
しかし、地表から少し地下では土中気温が余り下がらない。おまけに雨量が極端に少ない。
こんな気象条件に困っている植物(野草)がみえる。シモバシラと云う野草だ。
泉の森内の林床では、ここ民家園でしか見れない(知らないだけだが)。
和名の由来が、初冬の時期に枯草の茎に霜がつき霜柱が出来ることに由。
茎は断面が四角形、下向きに曲がった毛があり花序軸には毛が多く腺点もある。
葉は、長卵形~長楕円形、鋸歯縁。葉裏には腺点が密生し、茎頂に花穂を伸ばす。
花は、花序の片側にそろってつく。花冠は、白色~淡紅色の唇形、上唇2浅裂、下唇3浅裂。
下唇内側に白毛があり雄蕊4個。葯は紫紅色。萼には、白毛と黄色の腺点がある。
萼の内面に長い白毛があり花冠との間に毛先が見え、萼は果時にも果実を包んで残る。
花冠の淡紅色の品種をウスベニシモバシラと云う。初秋に白い花を穂状に沢山つける。
ここ数年、気候・気温が高く、零度以下が続かず、雨量も少ない。従って夢霜状態。
「令和陸年(皇紀2684年)1月28日、記」