いまやろうと思ったのに(3)-部下と接する場面-
2月
28日
昨日の続きです
今度は、上司が部下に、業務を依頼する場面です。
皆さんは依頼する時に、どの様な言葉で依頼されますか?
・必ず、〇○までに報告してね
・遅れはダメだから
・本当に〇○までにできますか?
などと、言っていませんか? これでは、部下はやる気を削がれる事でしょう。
思いっきり心理的リアクタンスが発生させていますね。
これを避けるためには、「いつまでならできる?」とか「〇○までに出来るかな?」などと部下の自主性を重んじる言葉を使えば良うと効果的です。
私が目にした経験ですが、ある朝、ある上司が部下に対して、「〇○君、これとこれの資料を整理してくれますか?」と指示していました。その部下は、非常に素直で真面目な性格だった事もあり、「わかりました!」と元気よく答えていました。
しかし、その日のお昼前に、上司が突然に、「〇○君、さっきお願いした事は出来た?」と言うではありませんか?
その上司の言葉に部下は戸惑っている様子でした。何故なら、その業務内容はとても数時間でこなせる量ではなかったからです。その部下は、実に申し訳なさそうに、「すみません、まだです。。。」と、すっかり顔色が青ざめているのが分かりました。
(明日に続きます)