リーダーの戒め
8月
23日
若い時に、先輩から貰ったコピーを見るたびに、昔の武将の言葉は、
今でも全く色あせていないと思う事が多いですね。
そのコピーには、「大将の戒め」という徳川家康が残した言葉が記されていました。
あえて、「大将」を「リーダー」に、「家来」を「部下」に置き換えてみても
「リーダーへの戒め」と読み替えても、十二分に当てはまります。
ちなみに、「禄」を読み替えるとすると「給料」とか「評価」でしょうか?
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大将というものは
敬われているようで その実家来に、
絶えず落ち度を探られているものだ。
恐れられているようで侮られ、
親しまれているようで疎んじられ、
好かれているようで憎まれているものじゃ。
大将というものは
絶えず勉強せねばならぬし、
礼儀もわきまえねばならぬ。
よい家来を持とうと思うなら、
わが食を減らしても、
家来にひもじい思いをさせてはならぬ。
自分一人では何もできぬ。
これが三十年間つくづく。
思い知らされた家康が経験ぞ。
家来というものは
禄でつないではならず、機嫌をとってはならず、
遠ざけてはならず、近づけてはならず、
怒らせてはならず、油断させてはならぬものだ。
「ではどうすればよいので」
家来はな 惚れさせねばならぬものよ。
元和二年六月 徳川家康
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