Derecho
8月
11日
Derecho : a line of intense, widespread, and fast-moving windstorms and sometimes thunderstorms that moves across a great distance and is characterized by damaging winds.
無理矢理カタカナにするとデレイチョーって感じか?
昨日、このderechoが通過してって、それが本当にいきなりで、多分誰も予測してなかったと思う。
わたしはたまたま空が暗くなってきたのに気付いて、犬たちを庭に出しておいたのだけれど、その時もまさかこんな破壊的な強さの嵐が来るとは思ってもなかった。
その後、リビングでくつろいでいたらどこからか風が唸っているような音がして、あれ?と思って外を見たら強風で庭の木がバッサバッサと揺れていてびっくり。しかもバックヤード越しのお隣さんは芝刈りを始めようとしていたらしく、慌てて戻るところだった。芝刈り機を押しながら進む彼が飛ばされやしないかとハラハラした程だ。
まもなく雨も降り出して、あれよあれよという間に台風のような様相を呈してきた。
実を言うと、昨日の朝、娘から「そっち凄いことになってるみたいだけど大丈夫?」とLINEが来て、「晴天なり〜」なんて呑気に返事したのだった。J-town(義両親のところ)辺りは酷いらしいと言うので、州内でも地域的に全然違うからね〜なんて言ったりして。
それが、彼女と話してちょうど1時間後だった。本当に、突然。
TVもつけていなかったのでローカルニュースも何も見ていなかったのだけれど、トルネード警報なんかは携帯にも出るし大丈夫だろう、と思っていたら、サイレンが鳴り響いた。それに電気が止まった。大抵、停電してもすぐに復旧するのだけれど、外の様子もかなり怖ろしくなって来たので、慌てて犬たちと階下に避難。
それからサイレンは時間を置いて、3回繰り返された。
階下のゲストルームに避難し、一応、ドアも閉めたら真っ暗になってしまった。小窓から外を見ると、既に庭には枝という枝があちこちに落ちているし、落ちた枝が風に何度も飛ばされている。うちの庭の木はかなり大きいので、あれが落ちたら大変なことになるな、、、と、本当に怖ろしかった。
階下には1時間半程いた。
だんだん外が明るくなって来たので、もう大丈夫だろう、と上へ行くと、庭の様子がもっとよく見えて、悲鳴をあげてしまった。怖ーーーーーーーーーーー。
家屋にダメージがなくて幸いだった。
が、うちのバックヤードの木のうち1本は、大きな枝が折れてお隣さんの敷地に倒れていた。フェンスは大丈夫のよう。
それからうちの前庭の木は全滅。この木、何年か前にも嵐でやられて、それが復活してまた木のような形になって来て喜んでいたのだけれど、やっぱり弱かったのだと思う。今回はもう復活させることはなく、根元からカットダウンしないとダメだ。
夫は仕事で不在だった。
携帯のシグナルも消えてしまって(今朝になって、携帯会社からお詫びのtextが届いた。電波塔?がやられたらしい)、夫との連絡もままならなかった。
こんなに長時間の停電も初めての経験だった。
朝、犬たちと散歩に出かけた時(5:40頃)はまだ停電していた。が、1時間後に帰って来たら電気が復旧していた。珈琲を淹れられないからどこかに買いに行こうかな、、と思っていたので、歓喜。早速、珈琲を淹れた。
近所の被害の様子を知りたくて、いつもとはちょっと違ったコースを散歩した。
我が家の被害は大したことない部類だと思った。酷い有様だった。
どこもかしこも倒れた木の処理で大変だ。
夫から連絡があり、午後には戻れるかもしれない、と。彼もこのストームのおかげで立ち往生しているらしい。
chainsawを使うのは怖いので、夫が帰ってくるまで待つことにする。