書籍名~ 言葉について 著者~ 中村 稔さん・・1927年、埼玉県大宮生まれ・詩人・弁護士。 出版社~ 青土社 <あとがき>を読んでいてびっくりしました・・ 辞書を拾い読みして、<卒寿も還暦と同じく数え年>ということを、知り、私は今年が<卒寿>であることを知った。 数え年とは? 生まれた瞬間に1歳と数えます。 そして、新年を迎えるごとに、1歳づつ増えます。 数え年を計算する時が、その年の、 * 誕生日を過ぎていたら・・プラス1歳 * 誕生日がまだだったら・・プラス2歳 となります。 <七五三や長寿のお祝い等>は、、昔は数え年で祝いましたが、現在では満年齢で祝うことが多くなっているのでは・・ 例外的に<還暦>の場合のみ・・数え年で行う場合は61歳、満年齢で行う場合は60歳と行われる年齢の数字が異なる。 ただし厄年には数え年を使い、<満年齢>を使うことはほとんどない。 気が付かなかったが・・小生は、数え年なら今年は<喜寿>・・77歳で亡くなった母親の祖父と同じ年になっていた。 改めてびっくりした。 あの腰の曲がった祖父と同じ・まだまだ小走りくらいできて・すばしこい小生は10歳以上若いつもりです。 小生は、今日が誕生日で<満76歳>になりました。 数え年では<6日で2歳>になった小生・・幼いころは<歳にしては小さいね>と言われたようで、母親は悔しがって<12月27日生まれ>と弁解していたらしい。 己を振り返ってみると<厄年~還暦等>は、面倒なのでやらず・いつの間にか通過していた。 <中村さん>に戻ると 私が十七、十八歳の頃、敗戦は必至と思われ、ごく近く徴兵されるはずだったから、二十歳まで生きていることはありえないと思っていた。 思いがけず、今日まで生きながらえることができたのは、さまざまな僥倖によるという他ない。 ことに最近、十数年の間に、私が恩誼を感じ、熱い友情を抱いてきた先輩、友人、知己の方々が先立っていかれた。 身辺寂寥の感が強い。 小生も戦前生まれで、中村さんより後輩ですが・・読めない<字句>が多く辞書と首ったけ・・ 薄い文字数も少ない詩集ですが読み終えるのに苦労した。 * <家常茶飯>かじょうさはん~ 家庭のあたりまえの食事 * <身辺寂寥>しんぺんせきりょう~ものさびしい