書籍名~ 思ってます 著者~ 池田 澄子さん~ 俳人 発行所~ ふらんす堂 表紙の右側に小さな文字で 思えば物心付いて以来、当然のことながらいつも何かを思っていた。思いは、ほぼ何の役にも立たない。 小生も・年がら年中<思ってる・考えてる>・生来の性格なのか頭を空っぽにすることが苦手です。 <俳句とは五七五の17文字>と思い込んでいたが・・池田さんの句集を見るとあまりこだわっていない・・字余りもある・・ このようにはっそを変えると小生でも挑戦できるかも・・ 池田さんは、どうやら<蛇>が好きらしい・・ * 山晴れて 寝入り下手なる 蛇も居らん * 死んでいて 月下や居なく なれぬ蛇 * 目が覚めて 脱皮途中の 蛇の気分 * 山老いて 蛇の目覚めを 肯うか 1936年生まれ80歳になられる池田さん・・難しい言葉もあり読めなかったり意味が分からない句もたくさんある・・ <肯うか> 辞書では・・あーえて・・うべなーう・・こう <裏表紙には池田さん自薦の句>が並んでいる * 人たちよ駅に寒しと相知らず * 籠に蜜柑テレビのテロップに「爆破」 * 年越し蕎麦の蕎麦湯暗渠に合流す * 此処あったかいよとコンビニエンスストアの灯 * 心配をしながらリラを嗅いでいた 小生はどうやら<俳句の世界>には向かない人種です・・