5月
12日,
2022年
上質な会話が人を動かす(Day4)「上質でなくてはダメですか?」
最近はコロナ下ということや、私が主に自宅で仕事をしていることが多いせいか、
「夕食は、家族みんな一緒に自宅で」
ということが定常化している。
これまで会社勤務時代には、考えられなかった光景だ。
これは家族と過ごす時間が増えて、もちろん喜ばしいこと。妻や二人の娘たちの日頃の活動や様子・動向がつぶさに見えて、夫として父として嬉しいこと。
ではあるが一方、これまで気が付かなったことや「?」と感じることも多い。
特に今年4月からは、家族の皆の生活スタイルが大きく変わったこともあって、夕食時に交わされる会話のバラエティー度が、これまでに比して格段に大きくなった。
しかし、だ!
毎晩のように皆で食卓を囲みながら、横で彼女たちの話を聞いていて感じるのは、
「その日の出来事を、どうして一人一人、毎晩毎晩、話すのか?」
30年間以上私は会社勤めをしていたが、帰宅後に自宅で、会社での出来事を話すことは殆どなかった。
仕事が嫌いだった訳ではないし、楽しいさやりがい、そして当然、違和感を持つことも数知れずあったが、それを自宅で、それも毎晩、家族と共有しようと思ったことは皆無だった。
・妻は、通っている語学学校での授業内容の不満について話す。
・真ん中の娘は、職場で遭遇した出来事を、面白おかしく話す。
・大学院の末娘は、今取り掛かっているグループワークの大変さについて話す。
「色々なお話が聞けて良いですね!」と、皆さんは感じるかもしれない。
私も最初はそうだった。しかし段々と
「どうして毎晩、同じような話を、それも一人一人が順番に話をして共有するのか?」
私には謎である。
上質な会話とは、残念ながら言えない内容ではあるが、話をし終えた3人は一様に
「満足気」
である。ひょっとして
「違和感を持っているのは私だけ?」
「会話」って会話自体の中身や目的だけが重要ではない。
とにかく「話す」ことが大切。
私は彼女たちの話に一言も口を挟まず、
「オートクライン」
の効果を横で、ひしひしと感ずる夕食時であります。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
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