6月
18日,
2021年
あなたの「英語勉強法」を楽しく続けるには?(最終回)
今日も昨日に引き続き「英語の習得方法」についてです。
「あなたならでは」の勉強方法を見つけ出す方法やヒントをお伝えしようと考えています。
昨日は皆さんに、次のような問いかけをしました。
今まで試してみた方法で、自分として一番「しっくり感じた」方法はどういうものでしたか?
さて今日、第三回目の最終回は、何を「題材」に勉強を続けて行くか、についてです。
このシリーズの第一回目では、皆さんに
「自分が英語を使う場面を具体的にイメージ」
して頂きました。
第二回目では、どの
「五感」
を使って英語を勉強するのが、皆さんそれぞれにとって心地良いのか、を考えて頂きました。
そして今日は、その勉強を
「どういう題材」
を使って続けていったら良いのか?
自分が英語を使う場面を想像して、そのイメージの中で聞いたり読んだり、自分が心地よいと感じる方法で、英語の学習をしている.......
さて、どんな題材やテーマを使って学習しているのか?
さて、ここで質問です。
英語の学習、という切り口をひとまず忘れて、あなたがこれまでで、長続きしていることや継続していることには、どういうものがありますか?
台所に立つのが好きな人は「料理」と答えるかもしれません。
スポーツが好きな人は「野球」とか「サッカー」と答えるかと思います。
また長く継続していることは?と聞かれて
やっぱり仕事かな? 会社で長年「マーケティング」の仕事をしているから。
そう言われてみれば、読書量だけは人には負けないぞ!
などなど。
そうです! 何かを続けるためには、あなたの「好きなこと」を題材に選べば、継続することが苦ではなくなるはず!
ここで、映画とかスポーツとか、趣味の題材を選ぼうと考えるのは、在り来たりで当たり前と感じるかと思います。
一方、忘れられがちなのは、あなたが多くの時間を割いてきている
「仕事に関わる題材・テーマ」です。
えー、それでなくとも英語の学習が億劫なのに、題材が仕事に関わること???
そう感じる方もいるかな、と思います。
しかし、仕事として毎日扱っている内容は、あなたが思っているより実は、かなり高度な専門的知識を使っているものです。当たり前のように感じてしまって、気付かないだけです。
ご自分の仕事に関わる英語の本を手に取って、目を通してみてください。
意外に頭にすっすーと入ってくるものです。なぜなら、
それがあなたの専門分野だから。
私は長年、簿記や経理、財務などの仕事をしてきましたが、英文簿記の英語のテキストを始めて読んだ時に驚きました。書いてある内容が日本語のテキストと、全く同じだったからです。
ある意味これは当たり前の話。そもそも簿記は西洋から日本へ輸入された学問なので、日本語での内容自体が元来、翻訳なのです。
マーケティングも然り、経営工学なども、日本に輸入されてから大分「進化」している部分もあるかと思いますが、元々は西洋からの輸入された考え方です。
また、仕事で得ている知識というものは当然高度であると同時に
「勘」が働きます。
こういう文脈だったら、こういうことを意味しているのだろう、と何となく分るもの。
一度、自分の仕事に関わる専門書を洋書で読んでみることをお勧めします。
また、営業やマーケティングなど、お客様向けや社内でプレゼンテーションをよくされる方は英語のスピーチやプレゼンなどの映像を題材にするのも楽しいと思います。
Youtubeでプレゼンテーションの映像が簡単に見れるので、是非試して頂ければと思います。
とにかく
「自分が興味がある内容のもの」
「自分の専門分野の題材」
を選ぶことが、学習を続けるこつだと実感しています。
「見つけよう、あなたに合った英語学習法」シリーズは、今回でひとまず終了です。
ではまた明日!
by 「働くあなたを元気にする」コーチ