復刻版 ハーフタンギングの練習方法 その3
8月
23日
飛行機も新幹線もインターネットで座席まで予約できて、飛行機は携帯電話を読み込ませればチェックインとチケットが出てくるし、新幹線はエキスプレスカードでチケット交換ができます。
以前のように並ぶ必要もなく乗れるのは便利ですが、携帯のバッテリーがなくなったり、カードを忘れたら移動できなくなります。
便利になった分、リスクも大きいですね。
私は忘れたことがありませんが、気をつけたいものです。
今回の内容は、2004年10月19日のブログを見直したものです。
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前回は、ハーフタンギングの練習方法をお話しいたしました。 普通のタンギングも難しいですが、このハーフタンギングは時間をかけて取組んでほしいですね。
さて、今回は、弱いタンギング、強いタンギング、使い分け方法 について私なりのお話しをいたします。
弱いタンギングと強いタンギングですが、タンギングには弱いも強いもないと私は思っています。
タンギングは、音を瞬時に立ち上げて、ある長さを吹いた後に、瞬時に音を止めるものだと私は理解しています。
強いタンギングは、アクセントなどの記号が付いている時には、そのような表現をするかもしれませんが、あくまでも音を直角に立ち上げてアクセントを付けることです。
そのときは、タンギングと同じように、圧力をかけた状態で舌をスパッと離して、レガートタンギングより強い息を吹き込むことで、音にアクセントなどの表現を与えます。
弱いタンギングは、音の出だしをクレッシェンドでホワっと立ち上げたい時に、息の強さを徐々に上げていって、音に表現をつける方法のことかもしれませんね。
このような小さな音でも、舌をリードに付けた状態から、音の立ち上がりをはっきりと出します。
全く舌を使わず、徐々に息と圧力をかけて音を吹き出したり、音が消えるまでデミニエンドしていって、舌を使わずに音を消すこともありますが、これはジャズの場合は、特殊な表現方法だと思っています。
通常は必ず圧力をかけて、舌で息を止めている状態から舌を離して、音の立ち上がりをはっきりさせて吹きますし、音の切りかたも舌で止めます。
私がクラッシックのサックス奏者を聞くと、柔らかにフワーと吹いているように聞こえるフレーズでも、よーく聞くと音の出だしは、はっきりと出していますし、音の止めもきちんとしています。
● 音の止め方の重要性 脱線してますが・・・
特に音の止め方をテンポに合わせて行わないと、リズムやスピード感が出ません。 これは、練習する上でとても大切な事です。
音の出だしは気を使うけど、音の止めに気を使わないプレーヤーが多いです。
リズムをはっきりさせるには、音の止め方に注意しましょう。
特に合奏の場合は、全員であわせることが必要です。
これだけでワングレード上がったバンドになりますので、是非みんなで気を付けて練習してくださいね。
今回は、弱いタンギングと強いタンギングについて と 音の止め方の重要性 でした。
次回は ビブラート についてお話ししたいと思います。