復刻版 タンギング のお話 その3
11月
14日
ジャズを演奏する上でとても大切なタンギングだと思います。
それは、ジャズっぽく聞かせるためにはレガートタンギングと音量コントロールでジャズのノリになるからです。
以前も紹介した練習方法を今回も紹介していますので、是非トライしてみてください。
これは2004年9月29日のブログを見直したものです。
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昨日はタンギングの発音とタンギングを舌のどの場所を使うか、3つの種類をお話しをしました。
今日はレガートタンギングとスピードアップの練習方法 のお話のです。
レガートタンギングって?
このレガートタンギングは、ハッキリしたタンギングというよりも、フレーズをハッキリ表現するために、音と音の間に舌を入れることを言います。
音の長さを短くしないので、素早く舌をリードに触るような感じで、音と音の間に入れて、ハッキリとニュアンスを付けるために行います。
譜面でいうと、流れているフレーズの中で、途中にあるスラーのかかり始めの音に使います。
ジャズの場合は、スラーがあまり書いていないので、フレーズでハッキリさせたい最初の音に付けます。
スラーが書いてあっても、入れることも多いですね。
例えば8分音符が連続してあった場合、偶数個の音符(2,4,6,8・・・個目)に、このレガートタンギングを行うとリズムがハッキリします。
つまり、2−3、4−5、6−7個目の8分音符にスラーがかかってるように吹く時に、偶数個のところにレガートタンギングを入れるということです。
曲やフレーズによって全てがレガートタンギングではないので、とても文章で表すのは難しいですね・・・
楽器を始めたばかりの方には、よく分からないかもしれませんが、練習をしていくと分かってくると思います。
タンギングのスピードUPは練習ですね
タンギングのスピードを上げるのは、ゆっくりから始める練習しかありませんので、時間をかけて練習しましょう。
アーティキュレーションには、どこに舌を入れてフレーズを歌うか、リズムを出すか考えないといけないので、そのためにもこのタンギングの練習は大切です。
先ほどお話しした、レガートタンギングの練習にも最適です。
舌をフレーズのどこにでも入れられるように、音階練習のときにも奇数の音に、舌を入れてレガートタンギングをしたり、1,3で入れたり1,3,4で入れたり工夫して練習してください。
1つの練習曲やスケール練習でも、工夫すればいろいろな練習ができますよ。
そのためにも昨日お話しした、3連譜や16分音譜での練習が有効です。
”Tu tu tu” ”tu Tu tu” ”tu tu Tu” ”Tu tu tu” ”tu Tu tu” ”tu tu Tu” ・・・
”Tu tu tu tu” ”tu Tu tu tu” ”tu tu Tu tu” ”tu tu tu Tu” ”Tu tu tu tu” ”tu Tu tu tu” ”tu tu Tu tu” ”tu tu tu Tu” ・・・
Tu Tu となるところが難しいですが、なるべく毎日練習してみましょう。
長い時間この練習をやっても、口のまわりの筋肉が疲れてしまいますので、少しずつ毎日やることがタンギングのスピードアップの早道です。
今回は、タンギングのお話 その3 でした。
次回は、ハーフタンギングについてお話しします。
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