おたすけおじさんの ビックバンド お話 その3
2004.10.29 今日は、ビックバンドのお話 その3 をいたします。
おたすけおじさんの ビックバンド お話 その3
こんにちは サックス奏者の皆様
今日もビックバンドの最前列に位置するサックスセクションについて書いてみたいと思います。
● ビックバンドの秘密? サックスセクションの役割・醍醐味は?
サックスセクションは、メロディーを主に受け持つセクションです。
このメロディーを歌うように吹いて、バンドを引っ張っていくことが主な役割です。
アルト、テナー、バリトンと3つの楽器のセクションですので、音域も広く、それぞれの音色が微妙に混ざり合い、とても厚いハーモニーを奏でることができます。
5人の歌い(吹き方)がピッタリ合って、気持ちのよいハーモニーを奏でれば、聞いている人を圧倒させたり、気持ちよく音楽の海の中に漂わせることができます。
メロディー以外のオブリガートやハーモニーのときも、他のセクションやボーカルのメロディーのバック、ソロのバックのときも、主人公を見事に引き立たせるのもサックスセクションの役割です。
お勧めのサックスセクションとしては、ケニークラークとフランシーボーランドというビックバンドのサックスセクションは、大蛇がうねるような分厚い、素晴らしいサックスソリを聴かせてくれます。
ビックバンドではありませんが、スーパーサックスというビックバンドと同じ編成のサックスセクションが、チャーリーパーカーのソロを、見事なアンサンブルで聴かせてくれます。
サックスセクションの醍醐味は、この5人で奏でるサックスソリにありますね。
そして16分音符が沢山入っていて難しい譜面が多いのも、サックスセクションです。
● サックスセクションの苦手 (私のバンドだけ??) と その克服方法
苦手なのは、ブラスがよく担当する、リズムパターンを吹くことではないでしょうか?
通常はメロディーが多いため、歌い上げたり、少しレイドバック(フレーズの中でリズムに対して遅く吹くこと)することが多いため、リズムパターンは、どうしても苦手な部類に入ります。
テナーやバリトンになると、音が低いため、音の立ち上がりが悪いことも原因だと思います。
もちろんプロの演奏では、そのようなことはありませんが、私のようなアマチュアビックバンドでは、往々にしてこの傾向があります。
メトロノームを鳴らしながら練習してみると、早くなったり、遅くなったりしているのがよく分かりますので、アンプを使い音を大きく出してバンド全体で練習してみてください。
きっとメトロノームが早く感じたり、遅く感じたりするところがあると思いますよ。
これはとてもうるさいですが、お勧めの練習方法です。
今日は、サックスセクションの役割・醍醐味 と 苦手 というお話しでした。
次回は、サックスセクションそれぞれの楽器の役割をお話しいたします。
◆ 音の高さ表記は、C=ド、D=レ、E=ミ、F=ファ、G=ソ、A=ラ、B=シ でお話ししています。
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ご注意 : ここでお話しすることは、私のジャズサックス人生での経験上のことですので、全てが正しいとは限りません。 いろいろなやり方・奏法・考え方がありますので、参考程度に読んでください。 とは言っても、経験上で間違ったことを書くつもりはありませんのでご安心を皆様からのご意見も取り入れて、私も勉強していきたいと思いますので、温かく見守っていただければ幸いです。 * サックスを習っている方は、講師・先生の教えを優先してくださいね。 (このブログの内容にも著作権があります。 内容をコピー・転載するときは、 woodwind@tobikiri.net ← ここをクリックしてメールでご連絡してください。)