車とサックスの違いは?
1月
6日
サックスもどんどん進化していきますね。クラッシックの世界では、このキーがないと表現できない曲もたくさん作られるかもしれません。ジャズプレーヤーで使う人が出てくるかは分りませんが、今までにないサックスの表現や可能性を引き出してくれることになるかもしれませんね。
サックスの進化は楽しみです。でも、表現するのは我々プレーヤーですから使いこなさないといけないですね。先日こんなことを考えたのです。
車とサックスの違いについてです。車、たとえばフェラーリやポルシェのようなスポーツカーがあります。
免許を取得して初心者マークが外れた1年の方が、テストコースでフェラーリやポルシェを運転したとします。
アクセルさえ踏み込めば、その車の最高速を出すことも可能だと思いませんか?車の場合は、車自体の性能に依存する部分が多いと思います。それに比べるとサックスは、良い楽器を持っても誰でも同じような音が出る訳ではないのです。
先日のサンボーンクリニックの質問にあった、同じセッティングにしても、同じような音にならないのと同じです。サックスの場合は、車がプレーヤー自身のように思います。
性能を上げるのは自分自身で、その性能を表現するために楽器のセッティングを合わしていく。もちろん車の場合でも、そのポテンシャルを全て発揮させるためには、車の特性を知った上でのコーナリングテクニックやシフトチェンジのタイミング、ブレーキングテクニックなど、一般のドライバーには真似のできない熟達した技術を持ち合わせる必要があります。サックスで言うと、基礎練習であったり、アーティキュレーション、いろいろなリズム、アドリブテクニック、コード進行、ハーモニー感覚などになるのでしょうね。いずれにしても、サックスを吹くには自身の性能をあげることが先決と言うことです。さて、明日からの3連休も練習、練習