8月
8日,
2018年
ロサンゼルス 日本映画祭: 「blank13 」「カメラを止めるな」
** blank13 / カメラを止めるな** blank 13
8月18日 11:00 AM 上映
「blank13」に登場する父親は仕事をしないでプラプラとギャンブル三昧、
とうとう借金を作り、突然家族を置いて失踪してしまう。母親は父親の
作った借金返済、生活費を稼ぐために朝から晩まで働きづくめ、子供たちも
労働に駆り立てられる状況に―。
悲惨を絵に描いたような状況の中で、子供たちは大人になっていく。
13年を経て、失踪した父親が末期がんで入院していることが分かる。
家族との溝が埋まらずに父はそのまま他界、この13年間の空白が、
父親の葬儀の参列者から次々と語られていく―。
家族の誰もが知らなかった父親の真の姿とは?
家族の中の立ち位置が無くなった父、外の世界ではとんでもない
人物像として語られる。これは悲劇なのか?喜劇なのか?
驚いたことにこのストーリーは実話に基づいているのだそうだ。
内と外、家族と会社、双方の体面を均一に保ち続けるのは困難なことである。
「あちらを立てればこちらが立たぬ、双方立てれば身が立たぬ」なのである。
たいがい多くの日本人の父親達は、仕事人間となり残業は当たり前、
会社に忠誠を誓ったことを仕事で立証してみせる。
その反面、家族のために働いているというのに、家族との時間は持てず、
家族と共有の思い出がないという人がなんと多いことか...。
映画との状況は違えども観客は自分の家族とのつながりのどこかの部分をこの作品に
重ね合わせていることに気が付く。
俳優、齊藤工の長編監督デビューの本作は家族の在り方を問う、渾身の作品だった―。
当日LA会場には、齊藤工監督からのスペシャルメッセージが届けられることになっています。
** カメラを止めるな
8月18日(土) 5:50 PM上映
東京の2つの映画館で自主映画が公開された―。俳優養成学校が無名の監督と役者で製作した自主映画だ。クラウドファンディングを活用して300万の予算で撮ったゾンビ映画が映画館2館で公開出来た自体喜ばしいことだが、これが今やとんでもないことになっている。
6月23日に公開されるなり口コミの影響でこの2館の映画館では超満員が続き、1か月以上たった現在では大手配給会社が付き、日本全国76館以上の映画館で上映をされるという快挙を成し遂げている。また、日本だけにとどまらず、世界の40以上の映画祭から上映オファーをもらっているらしい。すでに韓国やNYの映画祭で上映され、大絶賛を受けた。
日本映画界においてこの現象は歴史に残ると言っても過言ではない。
JFFLAで「カメラを止めるな」の上映が決定したそうだ。
映画の本場、ハリウッドの近くでの上映である。
この「カメラを止めるな」は映画の見識の高いLAの人たちにどう受け入れられるのか興味津々である。
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