の工事が無事終了しました。
融着箇所は320ポイント。実質作業日数は4日間なので、
一日80ポイントの作業でした。これはかなり厳しい数字です。
通線は完了していたとはいえ、外皮除去や検査を考えると、
かなりの事前準備が重要です。
さらに、機器を酷使するため、融着機のセットアップや電極の
リセット、クリーバのクリーニングなどの時間が必要でした。
融着の問題点は、融着時点で合格していても、保護チューブの
加熱時などで離断する恐れはゼロではなく、最終の伝送検査は
絶対に必要です。
この検査で重要なのは離断箇所の検出で、これは高価な
ケーブルテスターでも出来ません。
ここで使用するのは光レーザー検査機で、これで問題点を
探り出します。
保護チューブ内が発光すれば簡単ですが、それ以外の場合は
離断箇所を探しださねばなりません。
光ファイバーは長距離になっているので、両端のどちらかに
問題があるのか切り分けねばなりません。
ピッグテール内の離断も疑う必要があるので、これを判断
するには対象ケーブルを曲げて光の乱反射をあえて作り出し
障害箇所の切り分けをします。
今回の不良箇所は融着は二箇所、0.6%、外部の圧力で
ケーブル内での離断は1箇所でした。
ケーブルの離断は100%取り扱いであるため作業者に十分な
注意が必要となります。
この場合、一番問題となるのは同時に施工をしている業者で、
彼らは光の知識は皆無であるとの前提で対応すべきです。
写真は途中離断した箇所、レーザー装置がなければ発見は
不可能に近い状態でした。
わかお かずまさ
VegaSystems
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