8月
28日,
2018年
ITエンジニアの道は困難で険しいですよ
いずれも高収入を謳い、短期間で習得可能なようなキャッチで溢れています。
過去、依頼を請け、数年間ITエンジニアを養成するため教壇に立った経験から
注意点をお話しします。
ITエンジニアには色々な分野がありますが、CMが多いのがWeb系のようですが、
分野に限らずI概ね以下の素養が必要となります。
1:英語(会話ではなく文章読解)
2:数学能力、2次元方程式の完全な理解、関数電卓が使いこなせること
3:作文能力、提案書作成、プレゼン能力
4:記憶力
5:論理的思考力
6:電気回路(電子ではない)の基礎知識
いかがですか?いずれも短期間で身につくものではなく、学生時代にちゃん
と学習し、トレーニングを行っていないとモノになりません。
これに加えて、いわゆる適正・地頭の良さが求められます。
大学時代に遊び呆けていては、この業界での仕事は大変です。
それでも以前は、養成し、育てる仕組みがありましたが、最近はそれは
なくなり「即、出来る人材を探す」になってきています。
CMを鵜呑みすると、高額な研修費だけ巻き上げられ、自分の素養の無さに
愕然とするか、もしくは就職できても、悪い待遇で酷使されるかです。
現状を嘆いて転職を目指すなら、自分の適性を見極めるべきですが、その
意味ではITエンジニアは適性要求レベルが高いのです。
数学、物理苦手の方は避けられた方が賢明です。
特にプログラム作成(コーディング)で自己裁量部分が多い場合、
物理的な知識が欠落すると、動けば良い、BUGがなければ良い式の
コーディングとなるケースが多く、速度低下や変更に多大な工数が
必要など、禍根を残す結果となります。
ITエンジニアはどの分野でも決して「チャラい」仕事でありません、
一人前になるには、余程懸命に努力しないと難しい仕事です。
同業の沢山の方を存じ上げておりますが、いずれも努力家であり、頭の中が
整理が実によく出来る方々です、彼らはプログラマーの下積みを経て、
SEとなり、PMの重責をこなしています、収入も当然高く、CMではこの方々
の給与を示しているようですが、それはかなり大変で道は険しいです。