2月
22日,
2010年
東大寺修二会のキレイナオネエサン
奈良東大寺の修二会(お水取り)では過去帳の読み上げがあります。
以下、東大寺HPより抜粋
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二月堂での修二会の期間中、実忠忌が勤められる3月5日の夜と お水取りの行事が行われる3月12日の夜に、二月堂内陣において、 練行衆により、「東大寺上院修中過去帳」が読み上げられる。
「過去帳」とは亡くなった方の名前を書き記したもので、 二月堂の内陣に納められている過去帳のことを特に「東大寺上院修中過去帳」と呼んでいる。その中には奈良時代から現在に至る歴史上、東大寺や二月堂に関係した人々、或いは修二会に参籠した僧侶等の名前が記されており、その人たちの冥福を祈るために特に読み上げられる。
鎌倉時代、承元年間(1207-1211)に修二会中、集慶(じゅうけい)という僧侶が過去帳を読み上げていたところ、その前に青い衣の女性が現れ、「何故わたしを読み落としたのか」と、恨めしげに問うたという。集慶がとっさに低い声で「青衣(しょうえ)の女人」と読み上げると、その女人は幻のように消えていった。
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この話はかなり有名で、司馬遼太郎氏も「街道をゆく」の中で紹介しておられます。
「東大寺お水取」と題名のある小学館発行の書籍にも詳しい記述があります。
現在、使用中の過去帳には、アドリブではなくちゃんと記載があるようです。
※諸説紛々ではありますが、この僧侶に
思いを寄せながら身罷った若い女性の亡霊(この場合は必ずキレイナオネエサン)の説をとりたいと思います。
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