5月
29日,
2013年
滋賀県・赤坂山での遭難騒ぎを考える
昨年の関西圏では複数の遭難騒ぎがあったが、この時の教訓は今回も生かされていない。
昨年の遭難等は人命にかかわっていないのがこの様な事態を招き、今後も発生すると思われる。
解説のために現地の地形図を示す、赤坂山に限らず、いわゆるハイキングコースと呼ばれるルートは、登山がしやすいように危険や急峻な部分を避けて作られている。
このため、登山道は比較的安全であるが、山自体が安全である訳ではない。
今回の場合でも児童が自力で下山したと思われるルートは急峻で沢もあり、滝も存在しているようだ。
多くの遭難の内、もっとも多いのは道迷いである、今回も報道によれば、児童らは「近道」で下山を試みている。登山中か下山中かは定かではないが、もしこれが登山中であれば、目的地に行かず、途中で無断離脱することを意味するため、これは登山事故以前の問題と言える。
今回は引率者にガイドも含まれ、このルートなら人数に不足はないと思われるが、参加者が故意に離脱の場合には、事故防止は無理であろう。
問題は主催者(学校)が、コース離脱の危険を本当に理解していない点にあると思う。
故意での離脱、規定ルート以外の歩行は生命にかかわると説明しただろうか。
人がよく入る山は、登山道が整備されており、ある程度の体力、まして児童の年齢なら軽快に歩行が出来、つい山を簡単に思ってしまうが、これが大きな落とし穴で、登山道を外れると、そこは魔界であることを知らねばならない。
近年、登山ブームとやらで、リタイヤした方々の登山をよく見かけるが、登山道を外れるのは故意でなくても自然に発生する場合が多い、このためどんな低山でも地形図・コンパスは必須であるが、これを理解し携行する方は少ない、明らかな遭難予備軍と言える。
よほど行き慣れた山でも、登山道以外に入れば、そこはまさに魔界。故障で自力脱出が出来なかったり、遅延で視界不良になれば恐ろしい結果が待っている。
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