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~当事者の傷み~ ホロコースト犠牲者を想起する国際デー

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「死の門」・アウシュヴィッツ第... 「死の門」・アウシュヴィッツ第二強制収容所(ビルケナウ)の鉄道引込線
人事総務歴17年のコーチ 木村多喜子です♪

1月27日は「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」
アウシュヴィッツ強制収容所が解放された日にあたります。
2005年に国連はこの国際デーを定め
「ホロコーストと国連アウトリーチ・プログラム」を創設し
教育事業を行っています。

東京にあるNPO法人ホロコースト教育資料センターでは
2015年より毎年この時期に歴史を学び考えるイベントを開催されているとのこと。
はじめてオンラインで参加することができました。

学習院女子大学教授 武井彩佳さんが
「ホロコースト否定論~欧米社会はどのように向き合ったか」https://kokoro20220127.peatix.com/" target="_blank" >別ウインドウで開くリンク
と題しホロコーストは存在しないという論争と
欧米社会はどう対峙してきたかというお話をされました。

ホロコーストの歴史を否定するということは
そこで亡くなった方たちを二度 死に至らしめ
二度と同じ過ちを繰り返さないために整備した法制度を揺るがし
今ある社会基盤を蝕むことになることを教わりました。

講演のあとは5名の大学生からの質疑応答。
そして最後に子ども時代にホロコーストを生き延びた方が登場されました。
彼は穏やかな温かな口調で
「ホロコーストを想起する日にこのテーマは適切だっただろうか」
とわたしたちに問われました。

歴史をなかったことにしようとする人物たちのことを忘れていたのに
講演を聞いて再び思い出してしまった。
とても辛くなり講演の間、音声を切っていたと。

それまで講演を聞いていたわたしたちは
これからどうやって正しく生きていけばいいのか
そのことに思いを巡らせていました。

でも当事者にとっては
「傷み」を想起する時間になっていたのです。

当事者はどんなに忘れたいと思っても
ふとした瞬間にその記憶と共に辛い感情を何度も味わっている。
そして当事者でないわたしたちは
いとも簡単に当事者への「悼み」を忘れてしまう。

決定的な違いを思い知らされました。


~.:*★今日の問いかけ★*:.~

傷みに耐える当事者とともに、わたしたちはどう在ればいいのでしょうか?


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