今日からまた『Invent on the way.』の精神で
7月
22日
「準備が整ってから」
「構想が固まってから」
そうやって動き出しを鈍くする。
ではなく
動きながら考える、進みながら創り出す。
それが「Invent on the way.」という言葉の核にある姿勢。
Invent on the way.
それは私がコーチングに出会う、コーチングで私に尽くしてくれた師匠(勝手になんだけど)からいただいた言葉。
完璧を目指して足踏みするよりも、不完全でも今できる一歩を、とにかく踏み出すこと。
その一歩が、創造の出発点になる。
人生に大きな影響を与える大事なことを教えていただいた。
計画や構想だけでは、絶対に届かない領域がある。
実際に動いてみて初めて
・自分の言葉がどう響いていて
・相手の反応がどう揺れるか
・その時どんな問いが新しく立ち上がるか
そんなことが見えてくる。
つまり
思考を行動に解像度を与えるプロセスとして捉えることが、創造の質を高める鍵となるんじゃないかと。
また
計画は「過去からの予測」だが、創造は「現在からの応答」。
↑ここ大事かも(笑)
Invent on the way. とは、予測よりも応答を軸にした実践の哲学といえるかもしれない。
動きながら、だからこそ、見えてくるものがあるんだ。
ワークショップを開催する知人がプログラムを設計する際、「完璧な進行台本」をつくろうとしていた時期があった。
参加者の反応までシミュレーションし、想定通りに進むよう準備する
それはそれで間違いなく誠実な姿勢だった。
だが
実際の場では、想定外の問いが立ち上がったり、予期しない感情の揺れが生まれ、しどろもどろに。
(どんなに準備しても想定外は訪れるよね。 )
そこで知人は
「台本に戻る」のではなく、「この流れに応答してみよう」と勇気を持って方針を変えてみた。
・その場の問いを中心にワークを再構成しながら
・参加者の声を拾って問い直しの場を設計しつつ
・自分の不安も含めて「一緒に考えたい」と、場の皆さんに差し出してみる。
こうした『動きながらの創造』によって、場には想定以上の深まりと納得感が生まれた。
それは、正しく『Invent on the way.』 の哲学が実践された瞬間でもあったと、勉強させていただいた。
Invent on the way. とは、
・完成を待たないこと
・ 動きながら軌道修正すること
・ 手ざわりを感じながら創り直すこと
そんな姿勢の総体なんだと思う。
それは
創造とは「安全圏での整え」ではなく、『関係性と流れの中で育つもの』であるという認識でもある気がしている。
そしてその姿勢を持つ人は
きっと「わからないこと」に誠実であり、「問いの途中」であってもそれを肯定できる人。
Invent on the way.
それは、変化の真っ只中にいる実践者にこそ馴染む言葉なのかもしれない。
「準備が十分でないと動けない」
ではなく
「動きながら創る」という勇気を、いつも思い出せるようでいたい。
さぁ今週も一緒に頑張ろう!