自信のないリーダーだとしても、大丈夫
7月
21日
「リーダーなのだから自信を持っていないと」と言われることがあります。
面目ない(笑)
そんな感じですが、何とか長くリーダー職が続けられています。
というのも
100%スタッフに助けられているからに間違いなく。
感謝です。
そんな中で思うのが、リーダーとはいえ、自信がなくてもまぁまぁ大丈夫なんじゃないかと。
そのうえで大切なのは
自信そのものではなく、「自信がないながらでもどう振る舞うか」という在り方の問題なのかもしれないということ。
自信のなさを隠すのではなく、それを受け止めながら、実直に周りとの関係性を築いていけるとしたら、リーダーとしてなんとかやっていけるような気がしています。
現になんとかなってるわけで(笑)
自信のあるリーダーは、道を示す力がある一方で、「遠い存在」になってしまうこともあるように思います。
それに対して、私が体現している自信のないリーダーは
・メンバーの声に素直に耳を傾ける。
(メンバーに差をつけない)
・自分の弱さを隠さず、正直に共有する。
(とにかく頭を下げる)
・一緒に悩み、考える姿勢を持っている
(共感の姿勢)
こうした在り方が、「共にいる」「一緒に育てる」というチームの関係性をつくっていくことにつながっているように思います。
そして一番大事だと思うのが、
・自分の派閥をつくらない
(一方に肩入れすることはしない)
ということを心に掛けること。
それは、リーダーの「力」より、「温度」が場を支える証にもなっているんじゃないかと。
また、自信がないからこそ
・丁寧に接する
・メンバーの声を重く扱う
・一歩一歩、一緒に考えながら進める
そうした実践によって場が育まれているのを感じます。
自信はないけど、「場を信じている」というリーダーの姿勢なのかなと。
ある場面で
「自分にリーダーとしての強さが足りないのでは」と悩んでいる方がいました。
決断も遅く
言葉も確信を持って語れない
そんな自分が場を引っ張っていいのか?と。
けれども、その方はある日、こうも語っていました。
「私は自信はありません。でも、みんなが丁寧に考えていること、それぞれの声に意味があることそれを信じることはできます。」
あー、なんて素敵な。
その言葉を聞いたメンバーの方が
「この人がいると、ちゃんと考えていいんだと思える」
「完璧じゃないからこそ、一緒にいる感じがする」
なんてことを話し出し、場の関係性が深まり始めたのを感じました。
自信のなさを抱えたまま、誠実に場と関わったことで、その人自身が“信じられる存在”になっていたような、そんな場面でした。
自信がないことは、「弱さ」ではなく、「場に向き合う姿勢」そのものなんじゃないかと。
「自信がないけど、リーダーを担う」
そんな時があると思います。
ただそれは、責任感や覚悟がないという意味ではないような気がします。
むしろ
不安や揺らぎを抱えたまま、誰かの声に耳を澄ませ、共に考えていくという「静かな勇気」の表現ともとれませんか。
大切なのは
「自信を持つこと」ではなく、「信頼されること」。
その信頼は、自信からではなく、実直な振る舞いや、関係性への姿勢から生まれるんだろうと。
だから、自信のないリーダーでも大丈夫。
それは、「誰かと共に在ることができる人は、すでにリーダーなのだ」という励ましの言葉でもあるのだと、たまに私自身が自分を励ますために思い出しています。
本日もお立ち寄りありがとうございます^^
↓コーチ加藤雄一
投稿日 2025-07-21 18:20
ワオ!と言っているユーザー