結晶釉(クリスタルグレイズ)
6月
15日
高さ95cm、最大径40cm、口径36.5cmあります。おそらく、20世紀後半の台湾製と思われます。
大きいでしょう。これが届いたとき、家の奥さんに棺桶が届いたと思ったと皮肉を言われました。ちょうど、クリスタルグレイズをいろいろ調べていたときにネットオークションで遭遇して落とした瓶です。
私もこんなに大きいものとは思いませんでした。
クリスタルグレイズ(結晶釉)は、ロイヤルコペンハーゲンが1888年頃、開発に成功しました。1889年のパリ万博で初めて有色のクリスタルグレイズを出品し、さらに1893年のシカゴ万博でたくさん出品して、一世を風靡しました。当時アールヌーヴォーが流行していたので、釉技における磁器のアール・ヌーヴォーとして、その後、いろいろな窯がこれの製作に取り組みました。
ブルーが一番結晶を出しやすい色だそうです。